昨日、歩き旅を一時中断し秋田から自宅に戻りましたが、居座った梅雨前線のおかげで東海地方は雨の中。 一夜明けた今日も一日中降り続いています。 今回の旅であれだけ雨に辟易したのに、自宅に帰ってもこれではほとほと雨を恨みますね。 そんな中、パートに出かけるカミさんを見送ると何もすることがなくなり(笑)、久しぶりにレンタルDVD屋に行きました。 でもって、レンタルしたのが『ジョジョ・ラビット』(タイカ・ワイティティ監督 2019 米)。 この春、見逃していた映画で、ぜひ見たかったんです。 ナチスやホロコーストをモチーフにした作品はたくさんありますが、そのほとんどが暗く重たい内容といってもよいと思いますが、ユーモアあふれるコメディタッチで戦争を描いていることがこの映画の魅力ですね。 しかし、ヒットラーユーゲントに入隊した主人公ジョジョのナチスに洗脳された偏ったファシズム思想や、ユダヤ人の迫害や戦争シーンにいたってはかなりシリアスな場面も多くあります。 観終わった後、目をそむけたくなるような暗いシーンを帳消しにしてしまうのは全編に流れるユーモアにあると思いますが、監督の狙いはおそらくそこにあったんではないかと感じました。 ナチスやホロコースト関連の作品はその多くが被害者のユダヤ人側の視点から描かれたものが多いですが、そんな意味では加害者側のドイツ人の少年の目を通して描き切ったことに拍手を送りたいと思います。 ネタバレになりますが、戦争が終わってジョジョがナチの洗脳から覚醒し、ダンスで自由を表現した最後のシーンは痛快でした。  メインサイト『 琺瑯看板探検隊が行く』もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪  
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緊急事態宣言が解除されて初めての映画を観てきました。 門田隆将原作のノンフィクション『死の淵を見た男』の映画化『Fukushima50』(若松節朗監督)です。 東日本大震災の津波による福島第一原発の事故に基づいた映画化ですが、あの時の再現をまるでリアルタイムで観ているような手に汗握る展開でした。 所長の吉田昌郎氏(2013年死去)のリーダーシップがなかったら、おそらくこの災害を収束することができなかったのではないかと改めて思いました。 そして、被爆を恐れずに原子炉に突入していく現場の作業員たちに、職人魂を見た思いです。 現実に、こうした決死の展開がされていたんですね。 吉田所長を演じた渡辺謙、伊崎当直長の佐藤浩市、どちらも迫真の演技だったと思います。 さて、この映画、劇場の入りは30人ほど。 席を思いっきり開けて、マスクをつけて座りました。 ついでに、原作は積読本のままです。 映画の余韻が覚めたら手に取ろうと思います。   メインサイト『 琺瑯看板探検隊が行く』もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪  
今年度のアカデミー賞作品、ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』(2019年韓国)を観ました。 受賞が決まってすぐの雨の日曜とあって、広い会場は満員の盛況でした。 経済大国になった韓国の貧富の格差を描いた作品ですが、そこに受験戦争や若者の就職難といった韓国が持つ深刻な社会問題が盛り込まれています。 半地下という住居があることすら知りませんでしたが、さらにその下に存在する地下生活者がいるという実態についても描がかれており、現代の韓国が抱える貧困層の実態を知るうえでは貴重な作品になったと考えます。 2018年に公開された是枝裕和監督作品『万引き家族』とどこか似ている点も感じましたが、どちらの作品もするどくえぐった視点で現代の闇を切り取ったことで成功した作品になったのではないでしょうか。 ネタバレになるのでこれ以上書きませんが、映画はやっぱりハッピーエンドじゃないと後味悪いですね。 この映画がアカデミー賞にふさわしいかどうかは別として、私的にはアカデミー賞作品は『何度観ても飽きない』『繰り返し観たい』という映画じゃなければ、と思っています。 ずいぶん勝手な基準ですが、そんな意味ではこの映画、二度目はないかな。 昨年のアカデミー賞作品『グリーンブック』は劇場で観て、DVDでも観て、忘れたころにまた観てみたいと思うし、2017年に作品賞を逃すも大ヒットした『ラ・ラ・ランド』にいたっては繰り返し何度も観ています。 映画は、ハッピーエンドですね。  メインサイト『 琺瑯看板探検隊が行く』もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪  
今年最初の映画は『CATS』(字幕版)。 言わずと知れたミュージカルの最高傑作の映画化です。 口コミではずいぶん酷評されているようですが、これは文句なしに楽しめましたね。 音楽とダンスのスケール、ミュージカルにはない映像美は映画でしか表現できません。 ヒロイン猫のヴィクトリアを演じるフランチェスカ・ヘイワードが何といってもキュートで可愛い。 さすがに世界を代表するバレエダンサーだけあって、その踊りも素晴らしい。 そして、見どころはグリザベラを演じるジェニファー・ハドソンがクライマックスで歌う『メモリー』。 圧倒的な歌唱力と表現力に鳥肌が立ちました。 年甲斐もなく泣けましたね。 この場面を見ただけでも価値があったと思います。 ミュージカルの『CATS』は25年ほど前にニューヨークのブロードウェイで観ました。 ストーリーは大方忘れてしまい、今回の映画版との比較もできませんでしたが、劇中歌『メモリー』については強く印象に残っていいます。 映画版といえども『メモリー』が流れたときに、25年前の感動がよみがえってしまい、条件反射のように涙が出てきました。 酷評された内容に猫のメイクが気色悪い、といったものが多かったようですが、メイクも凄いし、耳やしっぽの動き、それ以上に猫の動きを表現した役者魂に驚きました。 ぜひ見て欲しい映画だと思います。 ※入場時に貰ったポストカード貼っておきます  メインサイト『 琺瑯看板探検隊が行く』もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪  
22年ぶりの新作となる、待ちに待った寅さん映画を見てきました。 封切二日目の土曜の夜でしたが、広い会場には20名程度しか観客はなく、ちょっと拍子抜けでした。 …予約をするほどじゃないかったですね。 22年の月日が流れ、寅さん役の渥美清をはじめ、主要な登場人物の6名が鬼籍に入っていますが、それでもスクリーンに映る年老いたさくら役の倍賞千恵子や博役の前田吟、今回の主人公である満男役の吉岡秀隆の姿を見ると、あぁ、寅さん映画が帰ってきたんだぁ…と思わずにはいられませんでした。 さて、シリーズ50作目になるという今作、これまでフィルムにこだわってきたという山田洋次監督が初めてデジタルで編集したというだけあって、過去と現在の場面がひんぱんに切り替わることにもまったく違和感がありません。 寅さんの顔のドアップも細かいシワや毛穴まで見えるくらいの鮮明な映像でした。 後半になって、走馬灯のように次々と映し出される過去の名場面や若かりしヒロインたちを見ていると、自然と涙が溢れてきました。 寅さんは満男だけではなく、私たち観客の心の中にも生きているんだと、改めて感じました。 そんな意味では、この映画のタイトル『お帰り寅さん』は間違いなく的を得ているんじゃないでしょうか。 私はけっこうな寅さんファンで、もちろん49作はすべて観ていますが、残念ながらリアルタイムでスクリーンで観たことは2作ほどしかありません。 寅さん映画は正月とお盆に封切られる定番でしたが、当時の若者たちにはなんだかダサい映画の代名詞のようで、デートになれば、私もご多分に漏れず海外の話題作に流れていました。 しかし、中年を過ぎ、還暦を迎えた今、この映画の良さがしみじみと分かるようになってきた自分がいます。 寅さんの舞台、柴又にも何度も足を運び、映像に出てくる美しく描かれたロケ地のほとんどを訪ねた今、改めて思うことは、日本という国の素晴らしさと、日本人に生まれてよかったなぁ…と。 山田洋次監督が50年の歳月をこの映画に費やしてきた志は、おそらくそこにあったんではないかと思ったりもします。  メインサイト『 琺瑯看板探検隊が行く』もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪  
復職して一週間が経ちました。 一日中PCの前に座っていることにまだ慣れないのか、腰痛と肩痛、全身の筋肉痛で思った以上にヘタレました。 土曜日の今日は気分転換がてら映画館へ。 スティーブン・キング原作のホラー映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。第二章完結編』を観ました。 2017年の第一章前編と比べると、“怖さ”はあきらかにクールダウンしたというのが最大の印象。 前作は奇想天外で不気味、圧倒的な恐怖がこれでもかと押し寄せてきましたし…。 劇場内では「ひぇ~、ひぇ~」といった小さな悲鳴も聞こえましたから。 その点は、ちょっと期待外れでしたね。 この映画は2作を観ることでストーリー全体が結びついてきますが、完結編の中に挿入される主人公たちの27年前の未公開シーンがパズルのピースのように組み込まれ、物語の全貌が見えてくる仕掛けです。 完結編を2年後に公開することが決まっていたので、未公開のエピソードやシーンはすでに前作を作るときに同じキャストによって撮られていたということでしょうね。 まぁ、この点は関心した部分でしょうか。 …とここまで書いてから気になって調べてみたら、過去シーンは2年前に撮り溜めしたものではなくて、成長した子供たちの身長や外見をデジタル修正をして小さく見せたり、若く見せたりしているようです。 これ以上、続けるとネタバレしそうなのでこのへんで止めておきますね(笑)。 実は、『IT』は1990年にテレビ版が作られDVD化されていますが、構成は映画版と違うものの、こと大人編(映画では第二章完結編)に至っては、怖さの要素はテレビ版のほうに軍配が上がりそうです。 興味がおありの方はぜひ見比べてください。 さてこの映画、スティーブン・キングの原作がもとになっていますが、1991年に出版されたその原作がいまだに我が家の本棚には“積ん読”状態になっています。 なにしろ、電話帳のような(死語かな・笑)大きさと厚みがあるので、なかなか手に取れず、これまで何度かチャレンジして挫折しております(汗)。 吊り革読書は腱鞘炎になりそうなので、仕事を辞めて隠遁生活に入ったら完読を目指します。 ※前編の過去レポはこちら 『IT』原作を完読できずに映画を観る   メインサイト『 琺瑯看板探検隊が行く』もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪  
退院して2週間、リハビリがてら地元のイオンへ映画を見に行きました。 星野源主演『引越し大名』にも食指が動きましたが、ここは封切ったばかりの三谷幸喜監督作品『記憶にございません』へ。 劇場で見なくてもDVDを借りてまで見たくなるのが三谷作品。 自分にとっては、伊丹十三作品もそうかな。 気になる監督なんですね。 さて、結論から言うと、2時間の上映時間が短く感じるくらいの肩がこらないコメディです。 キャストを楽しませる…という、三谷幸喜らしさはあったと思いますが、ストーリーが単純すぎて“ひねり”がないので、観たあとの印象があまり残らなかったのは残念ですね。 まぁ、肩肘張らずに笑える映画としては合格点じゃないでしょうか。  メインサイト『 琺瑯看板探検隊が行く』もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪  
帰省中にカミさんと、是枝裕和監督作品『万引き家族』を観ました。 『終わった人』に続いて二日連続の鑑賞です。 話題の映画だけあって、多くの人が入っていました。 貧困、非正規雇用、年金詐欺や幼児虐待など現代日本で深刻化している社会問題を取り上げながらストーリーが展開していきます。 疑似家族の絆は本物の家族よりも強く、人は一人では生きていけないというはかなさを改めて感じました。 ネタバレになりますが、"家族"が揃って音だけの花火を見上げるシーンは、後世に残る名シーンではないでしょうか。 収穫は安藤サクラ。 迫真の名演技だったと思います。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

帰省した折、内館牧子原作の話題の映画『終わった人』(中田秀夫監督)を観てきました。 主演は舘ひろし。 ストーリーも原作にほぼ習っていて、好感がもてました。 主人公は63歳で定年を迎えた東大法学部卒のメガバンクのエリート。 こうした設定から鼻につくが、これは自分とってひがみなので気にしないで欲しい(笑)。 映画はまだまだやれるという主人公の仕事への情熱と、思い通りにいかないギャップを面白おかしく描いていく。 仕事欲が満たされれば、性欲、物欲、名意欲…といった具合に、定年を迎えた男だということを忘れさせるくらいスピードをもって物語は進んでいく。 これ以上のネタバレはできませんが、あと5ヶ月で定年を迎える自分にとって、他人事でない思いで見入ってしまいました。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

暇な週末、撮りためた録画を片っ端から。 毎週録っている『ケンミンショー』は4月分の途中から誤ってすべて削除してしまって、大汗。 見入ってしまったのが、遺作となった高畑勲監督の『かぐや姫の物語』。 見事にしてやられました。 もうすぐ還暦のオヤジの涙腺が、緩みっぱなしになるとは。 これは、アニメ映画史上最高傑作といってもいいのでは? 映像の美しさばかりじゃないですね。 かぐや姫を取り巻く登場人物の心の動きも見事でした。 さてこの映画、公開から5年も経って今さら観たのもボンクラですが、もっと早く観るべきだったかな? 日本人なら誰もが知っている『竹取物語』ですが、結末が分かっていても…最後まで漂う、何なのかなこの切なさは。 泣けましたね。 高畑監督といえば『火垂るの墓』がすぐ思い浮かびますが、観るたびに泣かされるのであえて敬遠していますが、この作品もそんなリストの仲間入りをしそうです。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を観ました。 スティーブン・キング原作の最強のホラー映画です。 1990年にテレビドラマ化されましたが、実は2017年の今年、27年ぶりに映画化された理由があります。 それは映画を観れば分かりますので、ぜひ劇場でご覧ください。 原作本は電話帳のような大きさの上下巻で、あまりのボリュームに完読できないまま本棚のこやしになってしまいました。 ストーリーもすっかり忘れていましたが、映画を観てその怖さを改めて思い出しました。 前の席のおじさんが、「ひぇ~」と何度も声を出すので、怖さを通り越して滑稽でしたが(笑)。 さて、内容はぜひ劇場で観てもらえればと思います。 ホラー映画ですが、同じスティーブン・キング原作の『スタンド・バイ・ミ―』を連想させる、"少年たちの夏"を瑞々しく描いた感性も垣間見えます。 今回は第一章ということで、2019年には続編となる第二章も封切られるようです。 今から楽しみです。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

仙台はこの三日間ずっと雨です。 今日は台風直撃と重なってしまい、朝から電車は止まったまま。 出社できず、自宅待機になったことをいいことに、この時ばかりとDVDをずっと見て過ごしました。 自宅近くにあったTSUTAYAさんが閉店して一年。 他店へ行くのが面倒なこともあって、DVDを見ないまま過ごしていました。 しかし、見たい映画は溜まる一方。 せっかくの雨の週末です。 重い腰を上げて仙台駅前にあるTSUTAYAさんに出かけてきました。 レンタルしたのは以下の5本。 映画館で見逃していた作品です。 『アデライン100年の恋』 『この世界の片隅に』 『君の名は』 『シンゴジラ』 『超高速参勤交代リターンズ』 高校生が主人公のアニメという設定がそもそも興味なかったので、観ることもないと思っていましたが、これは食わず嫌いでした。 『君の名は』には素直に感動しましたね。 今更ですが、劇場で観ておけばよかったと後悔しきりです。 緻密なストーリーと絵の美しさは言うまでもありませんが、何といっても飛騨を描写した表現。 特に飛騨なまりが懐かしい。 カミさんが飛騨の出身なので、いつも聞いているやさしいイントネーションにぐっときました。 最後は泣けましたね。 次に、収穫は『アデライン100年の恋』。 主演のブレイク・ライヴリーはきれいな女優ですね。 スクリーンで見たかったです。 そして、おススメは『この世界の片隅に』。 これは近年にないメッセージアニメではないでしょうか。 主人公の吹き替えをしたノンの素朴な魅力が溢れていました。 他にも見たいDVDがありますが、次の雨の週末を狙ってTSUTAYAさんへ出撃するとします。 ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

朝から真っ青に晴れ上がった日曜。 子供たちの歓声が賑やかな運動会真っ最中の小学校を横目に、駅へ急ぎます。 目指すは映画館。 毎月1日はファーストデーで1100円なんですね。 リリー・フランキー主演、松本准平監督の『パーフェクト・レボリューション』を観ました。 脳性まひと人格障害を抱える障害者同士の恋を、実話に基づいて描いた作品です。 タブーとされていた障害者の性の問題にまで踏み込んだ内容になっています。 日常の場面で受けている障害者差別に触れながらも、一人の人間として幸せになることを望む、二人の思いがひしひしと伝わってくる映画でした。 リリー・フランキーの、どこか覚めているいつもながらの演技は健在。 そして収穫は、ヒロイン役の清野菜名。 ハイテンションの体当たり演技もなかなかですが、何といってもカワイイ。 いっぺんにファンになりました。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

原田眞人監督『関ヶ原』を観てきました。 原作は司馬遼太郎。 かれこれ20年前に読んだ作品です。 すっかり忘れていたのですが、細部まで描かれた合戦描写は原作に近いところ。 観ていくくうちに、原作を思い出しました。 関ヶ原の戦いは司馬遼太郎ばかりでなく、これまでも数々の小説や映画、TVで取り上げられています。 今更、映画かぁ…と思わないでもなかったんですが、結論から言って観る価値はありました。 ちょっと出過ぎの感がある役所広司や岡田准一といった配役もなかなかでしたが、収穫は島左近役の平岳大。 平幹二郎の息子さんですね。 いわゆる武将顔というのでしょうか、オヤジさんに顔もそっくりです。 そして、有村架純。 毎日、朝ドラを見ていますが、カワイイし、存在感がありますね。 スケールの大きな合戦シーンを始め、製作費も相当なものだったと思いますが、最後までたるむことなく楽しめました。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

久しぶりに夏空を見ました。 気温34度。 ムシ暑く、それでいて青く晴れ上がった東海地方です。 さて、帰省中の楽しみといえば映画。 しかし、今夏はそそる作品はないですねぇ。 …と思いつつ、やっぱり夫婦50才割引きは使いたい。 …ということで、ジョン・ワッツ監督『スパイダーマンホームカミング』を観てきました。 このシリーズ、劇場で観るのは初めてですが、さすがにハリウッド映画。 楽しませてくれましたね。 ストーリーは単純だけど、見せ場はたくさん。 ちょっと音量がデカかったかな。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

連休後半は自宅に帰省し、関西地方を回る小さな旅と映画を観てきました。 ディズニーの話題作『美女と野獣』ですが、 さすがに連休とあって満席でしたね。 それにしても主演のエマ・ワトソンはキレイな女性になりましたね。 ハリーポッターシリーズで、その美少女ぶりを見ていましたが、いやはや。 さて、映画ですが、映像は文句なしに素晴らしいですね。 ストーリーのテンポが速く、あっという間の2時間でした。 完成度の高さも含めて、一見の価値があると思います。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

デイミアン・チャゼル監督の話題作『LALALAND』を観ました。 封切2日目でしたが、アカデミー賞有力候補と謳っているだけあって、お客の入りは良かったですね。 さて、ネタバレなしの内容ですが、 映画そのものは、よくあるラブストーリーです。 それを補っても演出が素晴らしい。 そしてミュージカル映画だけあって、圧倒的なダンスと音楽。 ぐいぐいと映画の世界に引き込まれました。 主演のエマ・ストーンの美しさも際立っていました。 もっとも、この映画。 50のオヤジが独りで観るには、まったく場違い。 カミさんと観ることができたら良かったと思います。 …辛いなぁ、単身赴任(笑)。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

マーティン・スコセッシ監督の話題作『沈黙-サイレンス-』を観ました。 封切日の初回ですが、154席の会場の入りは3割ほど。 三時間近くの長い作品も、あっという間に終わってしまったという感じ。 トイレを我慢することもなく、久し振りに映画の世界に引き込まれました。 この作品は江戸時代初めの長崎が舞台。 幕府のキリスト教弾圧に苦しむ切支丹と宣教師の物語です。 原作は遠藤周作の同名小説。 40年以上前の高校生の頃に読みましたが、内容はすっかり忘れていました。 改めて映画を観てみると、胸に迫るものがありましたね。 当時の日本がキリスト教を邪宗と決めつけ、なぜそこまで排除しようとしたのか考えさせるものがありました。 ハリウッドデビューとなった隠れ切支丹キチジローを演じた窪塚洋介の演技も素晴らしく、若手女優の小松菜奈もよかっですね。 久し振りに見ごたえのある作品でした。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

大晦日、カミさんと視た映画です。 夫婦50才割引なんで、一人1100円で観ることができるんですよ。 原作は百田尚樹著『海賊とよばれた男』。 さすがにCGを操る山崎貴監督作品らしく、細部までこだわる緻密さとスケールです。 キャストやスタッフも『永遠の0』チームということで、スケールはお墨付きですね。 原作を読んだ2012年の感想を読み返すと、 ~物語の主人公は日本の石油王と呼ばれた出光興産創業者の出光佐三氏。 裸一貫から日本を代表する企業である出光グループを作り上げるサクセスストーリーだが、その波乱万丈の“熱い”物語に、血肉が踊るほどの感動を味わうことができた。 人を信じるがゆえに、馘首をしない、出勤簿なし、定年制無し…という破天荒な社風は、社員を家族の一員として信頼していく佐三氏(作品内では国岡鐵三)の信念に、武士道を漂わせた明治男の頑なな正義が見える。 こうした社風は平成にまで受け継がれ、出光興産は唯一の民族系石油会社として存続をしてきている~ …と書いていますが、感動的に読了したことを思い出します。 映画も原作の世界を忠実に再現してくれてうれしかったです。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

森義隆監督作品。 1998年に29歳の若さで亡くなったプロ棋士・村山聖(さとし)の生涯を描いた大崎善生による同名のノンフィクション小説の映画化です。 2000年に上梓されたこの小説を読んで強く印象に残っていましたが、16年の時を経て映画化されたと聞いて早速観てきました。 村山聖を演じたのは松山ケンイチ。 村山に似せるために体重をかなり増やした体当たり演技で、生前の村山の癖をまねるなど雰囲気もそのままだったようです。 そして、村山の終生のライバルになった羽生善治は東出昌大が演じていますが、こちらもなかなか似合っていました。 久し振りの映画でしたが、笑いや涙もあって素直に楽しめました。 ところで、原作の『聖の青春』(大崎善生著)ですが、2000年4月に読書評を書いていますので貼っておきます。 ■『聖の青春』 大崎善生(ノンフィクション/講談社) ☆☆☆☆★ 4/30読了 ちょっと泣けてしまった。将棋に多少でも興味のある人だったら、関西の天才棋士・村山聖(さとし)の名は聞いたことがあるはず。この本は29才で癌のため亡くなった村山氏の素顔をあますことなく描いている。 実は僕も将棋が好きで、村山氏の強さを驚きをもって見ていた。東の天才・羽生に勝てるのは村山しかいないと言われたほどの逸材で、頂点に最も近い男であった。しかし、それを目前にしながら平成10年、氏はついに帰らぬ人となった。幼い頃からネフローゼという不治の病に侵され、入退院を繰り返し高熱と体調の悪さと闘いながらも対局に挑む姿は、あまりにも壮絶であり、真摯で崇高でもある。 将棋という勝負の世界に棲む“魔物”はこれほどまでに人の心を支配するものなのか。人生を太く短く駆け抜けたひとりの棋士の生き方は、読む側に壮絶なまでの美しさと感動を与えることだろう。 余談であるが向かうところ敵なしと言われたアマチュアの無頼漢棋士を描いた『真剣師・小池重明』(団鬼六)もオススメである。  ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

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