「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、このところ寒い日が続いていたが、一転して暖かい日になった。
そんなお彼岸の今日、久しぶりに実家に帰って墓参りをした。カミさんが早起きをして作ったおはぎを墓前に供えた。年に2回の行事なのだが、お彼岸にはいつもおはぎを作るのだ。「熱い、熱い」と言いながら、手のひらでもち米を丸めているカミさんを見ていると、遠い昔、亡くなった母が遠足のおにぎりを同じように「熱い、熱い」といって、手のひらを真っ赤にしながら握っていた姿とダブってしまった。
■最近読んだ本
「鬼平犯科帳10」 池波正太郎 文春文庫 ☆☆☆☆☆
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庭のシデコブシが見ごろを迎えた。暖冬もあって例年より早い開花だったが、この花はあっという間に咲いて、知らないうちに散ってしまうから、花の時期は短いみたいだ。
シデコブシは岐阜県東濃地方の山林に自生するモクレン科の植物で、生きた化石ともいわれている。花も可憐なので、庭木としても重宝がられて、近所でも植えている家が多い。
ところでこのシデコブシ、先週、すごいことを引き起こしてしまった(笑)。突然、我が家のトイレが詰まってしまったのだ。水道屋さんを呼んで調べてみると、なんと、シデコブシの木の根っこが下水管にまとわりついて、詰まらせているということが分かったのだ。
ちょうど僕は出張中だったので、後からカミさんに一部始終を聞いて分かったが、邪魔している根っこをノコギリで切ったり、下水管を代えたり、大変だったらしい。そればかりか工事代金も8万円近くかかってしまい、エライ出費をしてしまった。
カメラを買おうと思って、オークションで稼いだ小金が右から左へ(笑)。情けない話だが、何も知らずに可憐に咲いているシデコブシちゃんを見ていると、「こんちくしょ~」と思わずにはいられない(笑)。
九州から帰ってすぐに、今度は静岡に向かった。三島~静岡~浜松の1泊2日の旅だ。
飛行機と違って新幹線は乗りなれていることもあり、緊張することはない。ぐた~と、シートにもたれて眼を閉じる。新富士を過ぎると、このところの寒さに雪化粧した富士山がど~んと大きく見えた。
昼食は沼津港にある「丸天」という店に入ったが、これが凄い行列だった。なんでもこの店は新鮮な魚を食わせることで地元では有名らしい。店先にはマグロのかぶと煮や金目鯛の煮付けが並んでいる。それを見ているだけで、意地汚い僕は、生唾ものだ。
20分後、ようやくテーブルに案内されて、注文となった。
金目鯛の煮付け、マグロのテールシチュー、刺身の盛り合わせ、巨大かき揚げ、生シラスを注文した。
出てきた料理を見て更にびっくり。物凄いボリュームなのだ。4人かがりでふぅふう言いながら汗を流しつつ平らげた。
もっとも、僕以外の3名は女性なので、とても食べきれないと思ったが、いやはや最近の若い女性たちには、そんな心配は無用のようだった。
むしろ、男の僕のほうが、「もう、食べきれないなぁ」などと言いながら、先に箸を置く始末だった。
…このところの日記は食うことばかりで、ワンパターンになってしまった(汗)。といっても、食べることに勝る楽しみが今のところないから仕方がない。どうか許してくだされ(笑)。
■最近読んだ本
「鬼平犯科帳8」 池波正太郎 文春文庫 ☆☆☆☆☆
「鬼平犯科帳9」 池波正太郎 文春文庫 ☆☆☆☆☆

※携帯で撮影
※『魚河岸丸天みなと店』静岡県沼津市千本港町124 木休
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福岡に行ってきた。…といっても仕事なので、1泊2日のとんぼ帰りだ。
初日の月曜は、夜の食事の後、気のあった同僚と中洲の屋台でイッパイやった。小さな屋台にも関わらず行列ができている「ラーメンの一竜」の横を抜け、おぼろに灯が点る提灯に吸い寄せられた。そこで食べた、しっかり味がしみこんだ大根のおでんが絶品だった。
翌日は、夕方まで仕事をこなして、6時の便で中部国際空港に戻った。搭乗する前に、全日空機の胴体着陸の事故を知ったのだが、根が臆病だけに、離陸、着陸とずっと緊張のしっぱなしだった。おかげで、肩こりがひどくなった(笑)。
このところ、相変わらずの出張続きだった。ここ2週間を振り返っても、金沢に始まり静岡→福井→東京→浜松に出かけた。その合間を縫って、土日は埼玉~栃木~群馬とホーロー看板を探して回ったから、けっこう忙しかったわけだ。
栃木県佐野市では噂の「佐野ラーメン」を食べたが、感想は機会があったら記すことにして、今回は浜松の餃子について書いてみたい。
前回の日記で、浜松に餃子を食べに行ったら、ちょうど店が休みで残念だったと書いたが、今度はばっちり食すことができた。
浜松の代表的な人気店「ふくみつ」に入った。メニューは餃子のみというシンプルさ。餃子定食(大)1350円を注文する。餃子が20個に味噌汁とどんぶり飯(写真)。ものすごいボリュームに圧倒されるが、カリカリに焼けた餃子をひと口食べて、その旨さに素直に驚いた。
味は京都王将に近いが、皮のパリパリ感がなんともいえず、食欲をそそる。中身もジューシーで、大きさも手ごろだ。
ちょうどお昼時とあって店はすぐに混んできたが、アツアツの餃子に感激しまくって店を出た。
何でも浜松市は宇都宮に続いて餃子の消費量が高いらしい。旨い店は数あれど、「ふくみつ」の餃子は、今のところ僕の中ではトップクラスの旨さと言っておこう。
■最近読んだ本
「鬼平犯科帳6」 池波正太郎 文春文庫 ☆☆☆☆☆
「鬼平犯科帳7」 池波正太郎 文春文庫 ☆☆☆☆☆

※携帯で撮影
※『福みつ』静岡県浜松市中区佐藤1-25-8 水休
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噂の佐野ラーメンを食す。
派手な造りと演出に釣られて入った店(クリザキ軒・ラーメン550円・写真)が失敗だった。
期待していたほど旨くないのだ。麺はコシがないうどんのような平打ち、スープは薄くて塩っ辛い醤油味で、ギトギトのとんこつや味噌味が好きな僕にはさっぱりすぎて物足らない。
佐野ラーメンは青竹で打った麺に、澄んだスープが特徴といわれているが、佐野ラーメンって、こんなものなのか?
店を出てからも、ラーメンのことを考えながらハンドルを握ると(笑)、行列ができているラーメン屋を発見。
しまった!…後悔することしきりだった。


※撮影Canon PowerShotG9
※『クリザキ軒』栃木県佐野市大和町2586 火休
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