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軟弱オヤジの一人旅~中四国宿泊編

昨夜遅くに四国→中国のひとり旅から戻った。
走行距離2000キロはきつかった~。
出発前にツーリング用テントをクルマに積み込んで、「完全野宿じゃ~」といきまいたことはよかったが、いやはや歳には勝てぬ(汗)。
とはいえ、いきあたりばったりの旅に出れば、毎日どこで寝ようか、どうやって寝ようか…と思うのは心情。
最も、山登りをしていたつい最近までは、そんなこと悩むこともなく、「雨露がしのげればいいや」といういたって楽観的に、公園のベンチや田舎のバス停、学校や役場の駐車場、無人駅やそれこそ橋の下まで、どこでも寝袋を広げていた。
しかし、やはり軟弱になったんだろうなぁ。サバイバルの精神から離れてしまった今では、夜が来るのが怖くなった(笑)。
宿も決めないいきあたりばったりのスリルを味わうゆとりがなくなった。
さて、そんな軟弱オヤジの一人旅の初日は、高速のSAで車中泊。エンジンを切ってトランクルームで横になったことはいいが、あっという間に滝のような汗が…。
燃料をケチって、エアコンをつけなかったので、明け方までほとんど寝られなかった。
2日目にはどっと疲れて、早くも高松市の場末のビジネスホテルに投宿(1泊3600円)。年代物のクーラーの調子が悪く、「強」にしても生暖かい風が…その上、ガーガーピーピーとやかましい。頭にきてフロントに文句をいうが、代えてもらった部屋も同じ状況だった。カネをケチったのがいけなかった。
2日続きの寝不足の頭を抱え、瀬戸大橋を渡って四国を後にした。
3日目の山口県徳山では新幹線駅前のホテル泊(東横イン5040円)。清潔で快適な部屋でようやく熟睡ができた。
最終日は島根県津和野のキャンプ場。標高が低いためか、暑くて暑くて、そのうえ蚊の集中攻撃に。持ってきた蚊取り線香はしっけっていて火がつかない。
しかし現金なもので、蒸し風呂のようなテントの中でビール2本を飲んだら、あっという間に熟睡してしまった。
山登りをしていたころは年間に50~60泊程度はテント泊をしていたが、えらそうなことを言っても、軟弱になったお父っつぁんの一人旅とはこんなもんである。
家の近所に公園で生活をしているホームレスのお婆さんがいるが、この人は夏でも冬でも年中、東屋(あずまや)で寝ている。
ちょっとぐらい暑いだの、蚊がいるだのとほざいている軟弱オヤジのわたくしは、快適で楽な環境に順応しすぎてしまった。
もうすでに“野生”には戻れないだろなぁ。うーん、情けない(笑)。

尻を向けたひまわり

※写真は香川県丸亀市で。台風一過の早朝、一日の始まりに感謝をこめて、向日葵とともに朝日に向かっておじぎをしました(笑)。
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