2008 0112345678910111213141516171819202122232425262728292008 03

突発性難聴新治療始まる

Yahooのニュースを見ていたら、「突発性難聴」の新治療が始まるという。
聴覚細胞を再生する世界初の治療を、京都大病院耳鼻咽喉(いんこう)科の伊藤壽一教授らのグループが始めたということだ。
…治療は、聴覚細胞が集まる内耳の蝸牛(かぎゅう)の膜に、細胞の成長にかかわるたんぱく質「IGF-1」を含ませたゼリー状のゲルを塗る。約2週間かけて吸収され、傷ついた聴覚細胞の死滅を防ぎ、再生させる。発症後1か月未満で、ステロイド治療で効果が出ていない20人程度に実施する予定…ということで、患者への朗報にはなるだろうが、問題は発症後1か月未満に対しての治療だということだ。
発症2週間以内なら、ステロイド治療も効果があるが、一ヶ月を経過した患者で聴力が回復しておらず、後遺症に苦しんでいるケースの場合、根本的な治療にはならないのが残念である。
突発性難聴の推定患者は年間約3万5000人とも言われているが、僕の推測では、おそらく更に数倍の患者がいるのではないかと思う。
実際、これまでに10人くらいの経験者と出会っているし、僕のような、いわゆる「ストレス難聴」と呼ばれる、軽度な難聴を伴う突発性の低音難聴の経験者は、それこそ星の数ほどいそうだ。
突発性難聴が苦しいのは、聴力が改善されたとしても、その後に残る耳鳴りや閉塞感という不快な後遺症である。
この病気になったキャスターの筑紫哲也氏は、「何といっても、耳鳴りが一番辛く、自殺を考えたほどだ」と語っている。
耳鳴りの苦しさからうつ病になるケースもあり、睡眠剤や精神安定剤が手放せない人も多いという。
国の難病に指定され、ストレス社会ならではの現代病ともいえる突発性難聴の治療は、最終的には死滅した細胞を復活させることへの内耳再生の治療領域までいかないと、本当の意味で、新治療とは言えないだろう。
スポンサーサイト