雨降りをいいことに、この週末はごろごろと過ごした。 土曜日の昨日は、カミさんと連れ立って、クルマで40分ほどのところにある岐阜県恵那市の文化会館に予約していたコンサートのチケットを取りに行った。 8月2日に行われる「アコースティックナイト」というライブだ。出演者は伊勢正三、太田裕美、大野真澄。おじさん、おばさん世代には懐かしい面々。 伊勢正三については高校生のときからのファンで、大久保一久と組んでいた頃のフォークデュオ「風」が大好きだった。今でも、ほとんどの曲を歌詞を見ないで歌えるくらいよく聴いている。 「なごり雪」や「ささやかなこの人生」、「あいつ」「22才の別れ」「海岸通」「ほおづえをつく女」…うーん、きりがない。 太田裕美も好きだった。舌足らずなやさしい歌声がいい。学生時代のバイト先のパート女性が彼女にそっくりで、すれ違うたびにいつもドキドキだった。伊勢正三が作った「君と歩いた青春」や、「雨だれ」「失恋魔術師」「さらばシベリア鉄道」なんて、いいなぁ。 カミさんと結婚してからコンサートなど行くこともなかったが、カミさん曰く「別に好きな歌手じゃないから…」と、あまり気乗りがしないのに無理やり連れて行くのもちょっと強引だけど、ひとりで行くよりはいいからねぇ。 じゃあ、誰がいいんだ?と聞くと… 「松山千春、さだまさし」 …うーん、まったく趣味が違うなぁと思いつつ、 「やっぱり、ワシらはおじさん、おばさんだなぁ」と、大笑いした午後のひと時だった。 ■最近読んだ本 「翔が如く4」 司馬遼太郎 ☆☆☆☆☆ 「翔が如く5」 司馬遼太郎 ☆☆☆☆☆ ■最近観た映画 「転校生」 大林宣彦監督 2007年 日本 DVD ☆☆☆★★ 「怪談」 中田秀夫監督 2007年 日本 DVD ☆☆☆★★
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お米を貰いに、カミさんの実家がある飛騨高山に行ってきた。 梅雨の晴れ間、自宅の裏山で山菜取り。 ウドやワラビがにょきにょきと出ていた。 都会からやっきた人たちが、勝手に山菜を採っていくらしく、 よく見ると根本から折られた跡がたくさんあった。 「まぁ、いくらでも出てくるから…」 田舎の父母はずいぶん寛大である。 腰に下げたカゴが30分もしないうちに一杯になった。 さて、(こんなに取ってどうするの?)。 山菜は生ものだけに、すぐにダメになる。 今夜食べる分だけあればいいのに、ついつい欲張ってしまう自分が可笑しい。
僕は普段着には無頓着で、家で過ごすときは毎日同じものを着ても平気だ。 仕事着以外はあまり買わないし、買いに行くのも面倒だ。 時間と天気が許す限り、夕食後のウォーキングはかかさないが、 歩きながら、ふと気づいた。 履いてるジャージのトレパンは息子が高校時代にはいてたヤツ、コンバースのTシャツは、息子が「もう着ないから…」といって、あやうくゴミ箱行きになるところだったヤツだ(笑)。 最近では、シャツやパーカーも息子の“お下がり”を着ている。 僕のタンスの中には、息子の衣類がいつのまにか増えてきた。 …カミさんは笑っているが、そのカミさんも、この冬は娘のブルゾンを着てたからなぁ、まぁ、お相子だ。 ■最近読んだ本 「脱出記」 スラヴィミール・ラウイッツ ☆☆☆☆☆ 「その男1」 池波正太郎 文春文庫 ☆☆☆☆★ 「その男2」 池波正太郎 文春文庫 ☆☆☆☆★ 「その男3」 池波正太郎 文春文庫 ☆☆☆☆★ 「男いっぴき物語」 神坂次郎 ☆☆☆☆★ 「国盗り物語1」 司馬遼太郎 ☆☆☆☆★ 「翔が如く1」 司馬遼太郎 ☆☆☆☆☆ 「翔が如く2」 司馬遼太郎 ☆☆☆☆☆ 「翔が如く3」 司馬遼太郎 ☆☆☆☆☆ ■最近観た映画 「題名のない子守唄」 ジュゼッペ・トルナトーレ監督 2007年 イタリア DVD ☆☆☆☆★ 「椿三十郎」 森田芳光監督 2007年 日本 DVD ☆☆☆★★ 「めがね」 荻上直子監督 2007年 日本 DVD ☆☆☆★★ 「てれすこ」 平山秀幸監督 2007年 日本 DVD ☆☆★★★ ※収穫は、「題名のない子守唄」。さすがにトルナトーレ監督の作品だけある。最後まで緊張感をもった映像とストーリーがよかった。 「めがね」は「かもめ食堂」に続く荻上直子監督作品。小林聡美、もたいまさこのコンビは相変わらず不気味な味を出しているが、ストーリーが陳腐。「かもめ食堂」で成功した、まったり感は表現できているが、「黄昏る…」というテーマを描き切るには難しかったようだ。 織田裕二の「椿三十郎」は、爽やかタッチ。オリジナル作品の三船敏郎の演技を充分意識していることは明らかだが、どんなに声音を真似ようとも、やはり三船には追いつけまい。この作品を観て、改めて三船の凄さを再認識した。
電車内で化粧をする女性は、今では当たり前のように見かける。 …はしたない!と中年オヤジの僕は思う。 頼むから止めてくれ!と、声を大にして言いたい! 目のやり場に困ってしまうからだ。理由はそれしかない。 今日、遭遇したケースは凄かった。 混雑した車内、いつものように吊革にぶら下がると、目の前のシートには4人連れの女子学生たち。 老人を立たせたまま、ギャーギャー、ワイワイ。 これだけでも腹が立つが、そのうちの一人が、おもむろに化粧道具を引っ張り出して、化粧を始めた。 目をそらそうにも目の前の子が始めたので、そらしようがない! ついつい、見てしまう(情けねぇ)。 女子学生は、ゲラゲラ笑いながら鏡を覗き込み、ファンデーションを塗り、口紅を引き…ここまでは良かったが、なんと、次にはつけマツゲまでするではないか! 電車内でつけマツゲをする女は初めて見た。 更に、ポンポンチーク(頬紅)をはたく…粉が飛び散り、こっちはクシャミが出てしまった。 鏡を覗き込んで、粋なしぐさで素早く化粧直しをする女性は色っぽくもあるが、 つけマツゲをする女…こんなのは最低である。 電車内でしゃがみ込む女よりも、バンを食う女よりも、最低、最悪である。 世も末なんだろうか…JRは車内での化粧禁止令を出すべきだ。
今月いっぱいで定年退職する人(Aさんとでもいっておこう)の送別会に出席した。 Aさんは違う部署の人だし、一緒に仕事もやっていないが、20数年間にわたってお互いに顔は見ていたし、話もしていた。 今日、飲みながら話をしたら、なんと、Aさんと飲むのは初めてであるということに気づいた。 楽しい話で盛り上がったが、こんなんだったら、もっと早く飲む機会があったらと、改めて感じた。 “ノミニュケーション”という造語があるが、サラリーマンなら分かるだろう。 こしゃくで小市民的だが、飲むことによって、社内の人脈が広がることは当たり前の世界でもある。 Aさんは、これから毎日のように送別会が続くのだという。 会社生活の最期を締めるに当たって、こうしていろんな人が送り出してくれる、ということを心底うれしそうに語っていた。 人徳と片付けてしまえばそれまでだが、されど人徳。自分が定年を迎えるときは、Aさんのように送り出してもらえるだろうか。 一人寂しく去ることになるかもしれない。 人徳なんて…といいながらも、くやしいけれど、やはり皆に送り出される最期がいいだろうなぁ。
このところ、毎日のように飲んで帰っている。 どれだけ飲んでいても、帰りの電車ではいつも本を読む習慣がある。 といっても、さすがに頭に入ってこない。 気づいたら、同じページを何度も読んでいる(笑)。 司馬遼太郎著『翔ぶが如く』は、再読を始めて三巻目に突入しているが、毎日酔っ払って帰ってくるボケた頭には、まったく内容が入ってこないから困る(笑)。 前回(20年前)読んだときは、西郷隆盛が征韓論にこだわった理由が最後までよく分からず、ずっとしこりになっていたので、今回の再読となったわけだが、このままいくと今回もよく分からないまま読み終えてしまうのではないかと、ヘンな懸念をしている。 まぁ、ボケた頭には、これもしょうがないか!?
リオデジャネイロ──南米ブラジルのアマゾンで、外部社会との接触がまったくない部族の集落を撮影することに、ブラジル国立インディアン・ファンデーションが成功、写真を5月29日にウェブサイトで公開した。…これ、ホントだったら凄いと思う。僕はこんなネタが大好きで、ネス湖のネッシーでさえ信じている口なのだ。ずっと以前は、広島県の中国山地にいるとされる“比婆ゴン”というビッグフット(?)の存在まで信じていた。 CNNのニュースによると、世界には外部社会と接触を持たない部族が、100以上あると考えられており、その半数以上が、ブラジルとペルーのアマゾン地域で暮らしているとされるということだが、ホントだろうか。 昔、フィリピンで見つかった石器時代そのままの部族の正体もでっち上げだったし、ニューギニアの外部と接触を持たないと伝えられた未開部族も、メガネをかけて、ちゃっかりとTシャツを着ているヤツもいた(笑)。 いずれにせよ、久しぶりにワクワクする話題だ。 真相の究明を待ちたい。
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