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横見浩彦著 「JR全線全駅下車の旅」

こうした本を一気読みしてしまうというのは、俺も相当なヲタクか(笑)。
95年にJR全線の4636駅を下車したという記録であるが、これがめっぽう面白い。
何事にも正直に真摯に取り組む人の話は、手放しで面白いのである。
横見氏が更に凄いのは、2005年に私鉄を含めた全線全駅を乗下車したことである。
常人ができることではない。
就職もせず、鉄道にこだわるために選んだ人生が、三食が食パンとジャムだけの食事と、ホテルに泊まらず駅寝を続ける旅である。
…目標をやり遂げたい一心での横見氏の実行力は、羨望とともに敬意に値する。
そこまでしてチャレンジする理由は、「鉄道が好きだから…」。
まさに「キング・オブ・ヲタク」。
こんな変わった人がいる世の中、まんざらつまらぬものでもない(笑)。

JR全線全駅下車の旅―究極の鉄道人生 日本縦断駅めぐりJR全線全駅下車の旅―究極の鉄道人生 日本縦断駅めぐり
(2005/12)
横見 浩彦

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[ 2008/10/30 ] ▼読書 | TB(0) | CM(0)

福井『蕎麦その字』とろろおろしそば

このところ出張三昧になっている。
昨日は静岡、今日は福井へ日帰り出張をした。
仕事以外の楽しみは、土地の味覚を味わうことぐらい(笑)
福井のB級グルメといえば、東の横綱が「ソースカツ丼」とすれば、西の横綱は「蕎麦」だろうか。
福井県はそばの生産量も多く、幹線道路沿いにはそば屋がやたらと目につく。
特徴的なそばは、「おろしそば」というヤツで、大根おろしが目イッパイ入ったそば。
これに好みによってカツオ節をふりかけて、食す。
そんなそばが食べたくなって、昼飯に選んだのが、「蕎麦その字」さん。
最近できた店らしいが、そば通の間では人気店だという。
店内はモダン。まるで喫茶店のよう。
とろろおろしそば(850円)を注文。
ちょっと固めだが、コシがあって、旨い。
辛味大根が強烈だが、何度でも食べたくなる味でした。
*撮影失敗しましたね。

abcd047.jpg
※撮影Canon PowerShot G9
※『蕎麦その字』福井市高木中央2-2612 月休

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矢野直美著 「おんなひとりの鉄道旅」

にわか“鉄ヲタ”に加速度がついてしまった。
昔から多少はそんな傾向があったのだろうか、最近、鉄道に関する本を読み漁っている。
中でも、鉄道の旅をシャープな写真と女性らしい文章でまとめた矢野直美の「おんなひとりの鉄道旅」がいい。
彼女はテレビのレポーター等でタレント活動をやっていたというだけあって、なかなかの美人。
鉄ヲタの代表選手・横見浩彦が提唱する“レールクィーン”に匹敵する華やかさと独自性を併せ持っている。
時代も変わったのだろうか。男たちの独断場だった鉄道の趣味世界に、こうしたキレイな女性が参入してくる。もはやオタクといえないくらい、メジャーな世界になっているのかもしれない。
鉄道で旅することは、ローカル線になればなるほど郷愁を感じるようで、この作品に一貫しているのは、そんな旅情感である。
全国のローカル線を人と人とのふれあいを軸に描きながら、鉄道がもつ力強さとひとり旅の哀愁をうまく表現している。
僕の心をくすぐるこうした本にはなかなか出会えないだけに、うれしい一冊であった。

おんなひとりの鉄道旅 東日本編 (小学館文庫 や 9-1)おんなひとりの鉄道旅 東日本編 (小学館文庫 や 9-1)
(2008/07/04)
矢野 直美

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おんなひとりの鉄道旅 西日本編 (小学館文庫 や 9-2)おんなひとりの鉄道旅 西日本編 (小学館文庫 や 9-2)
(2008/07/04)
矢野 直美

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[ 2008/10/26 ] ▼読書 | TB(0) | CM(0)

野々市『カレーのチャンピオン』Lカツカレー

金沢に出張してきた。
北陸は食べ物が美味しいところだが、前回紹介した福井のソースカツ丼、富山のブラックラーメン、金沢のホワイト餃子などB級グルメも旨い。
今回、昼飯に選んだ店が野々市町にある「カレーのチャンピオン」。
金沢では有名なチェーン店だが、食べるのは初めて。
Lカツカレー(680円)を選び、吉牛のような造りのカウンターテーブルへ。
出てきたのを見てびっくり。カレーライスにキャベツ付きのトンカツが乗っている。
その上、スプーンじゃなくて、フォークときた。
ルーは、ドロリとして濃い。「CoCo壱番」のようなシャビシャビ系とは違う。
あまり辛くはないが、カレーを食べているというより、カレーがかかったトンカツライスを食べているような感じだった。
この店のすぐ近くには、更にこってり系の「GO、GOカレー」というチェーンもあり、北陸の食文化を一層にぎやかなものとしている。
北陸は回転すしも旨いし、B級グルメもいい。きどった加賀料理なんぞより、僕にはこっちのほうが合っている。

チャンピオンカレー
※携帯で撮影
※『カレーのチャンピオン堀内店』石川県野々市市堀内3-21

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福井ぶらぶら

日帰りで福井県をぶらりとしてきた。
といっても、自宅からクルマで往復400キロは走ったから、それなりに遠い。
最近、相性が良くなってきたデジカメ(Power shot G9)を持って、鯖江から武生、南越前町、敦賀と気の向くままハンドルを向けた。
今庄あたりは「越前そば」の里として有名でだが、すでに花の季節は終わり、一面の黄金色に輝くそば畑が印象的だった。
そばを食わせる店も多いが、昼時とあってどれも満員。
それでもそばが諦めきれず、コンビニに立ち寄り、カップめんのそばで我慢した(笑)。
都会の喧騒を離れた週末、ひとりでのんびりと過ごす田舎のワンディも、たまにはいい。

南越前町

ホーロー


R・D・ウイングフィールド著「フロスト気質 上・下」

読み切るのがもったいない本にはそうそう出逢えない。
ウィングフィールドの「フロスト警部シリーズ」は、僕にとってはまさにそれ。至福の本。
前作が出たのが2001年だから、実に7年も待たされたわけだ。
シリーズ4作目のこの作品も、これまで以上にパワーアップして、上下巻900ページ超の大作である。
これを吊革読書で2週間かけて読み切った。
海外ミステリファンの僕としては、今のところ一押しシリーズ作品だが、未読の方はぜひ1作目の「クリスマスのフロスト」から読んで欲しい。
パワフルで、下品で、やさしくて、人情味があって…そして哀愁が漂うフロスト警部。
猛烈に忙しい主人公の魅力に、どっぷりとはまるはずだ。

フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)
(2008/07)
R.D.ウィングフィールド

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[ 2008/10/13 ] ▼読書 | TB(0) | CM(2)

和歌山へ

ホーロー看板を探しに和歌山に行ってきた。
前の日記にも書いたが、このところにわか“鉄ヲタ”になっているので、
和歌山に行ってどうしても見たかったのが、紀州鉄道。
日本で一番短い区間(御坊→西御坊)を走る私鉄である。
西御坊駅には、キハ603という昭和35年に造られた車両が止まっていた。
「うーん、渋い!」
完全に鉄ヲタ状態になった僕は写真を撮りまくる。
朝日に輝いた鉄が、なんともいえないえぇ味を出していました。

紀州鉄道

印南駅

和佐駅

※写真上から
■紀州鉄道西御坊駅に停車中のキハ603
■JR紀勢本線切目駅を通過する113系普通ワンマン
■JR紀勢本線和佐駅付近。

和歌山『丸高中華そば』中華そば

和歌山市の場末のビジネスホテルに荷物を置き、夕暮れの町へ。
和歌山ラーメンの有名店「丸高中華そば」ののれんをくぐる。
一ヶ月前の北海道ラーメン勝負(4日間で7杯)の余韻がまだ残っているのか、
どろりとした濃い目のとんこつしょうゆが、さっぱり系が好きになった身体に受け付けない。
血圧とコレステロールを気にすることもあって、スープをほとんど残してしまった。

店を出てから缶ビールでも買って帰ろうと思い、コンビニを探すが、行けども行けども店がない!
和歌山駅の近くでようやくローソンを見つけた。
ホテルまでの15分を、足元もよく見えない暗い街灯が灯る中、ぶらぶらと歩いた。
ひとりで過ごす和歌山の夜は、一段と寂しくなりそうだった。
*中華そば並600円。早すし100円

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※撮影Canon PowerShot G9 
※『アロチ本家丸高』和歌山県和歌山市友田町2-50  日年末年始休

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鉄ヲタな人々

菊池直恵のマンガ、『鉄子の旅』を読んでいる。
鉄ヲタ…いわゆる鉄道好きのオタクな人々のことを知ってはいたが、
このマンガを読むと、その奥の深さに驚く。
鉄道好きといってもそのバリェーションは広い。
車両、駅、キップ、時刻表、写真、模型…と様々。
このマンガを読んでいると、そんなオタクな人々のマニアックな行動や発想にびっくりする。
ぐいぐい引き込まれていくうちに、自分もいつか鉄道にこだわった旅に出たくなってしまう。
自分にはそんな要素はないとこれまでは思っていたが、さにあらず、
こんな写真を何枚も撮っているところを見ると、“にわか鉄オタ化”してるかもしれないな(笑)。

無人駅
北海道・石北本線北日ノ出駅(無人駅)…ホームしかない駅。

城端駅
富山県・城端線城端駅に停車中のキハ4725

鉄子の旅 (1) (IKKI COMIX)鉄子の旅 (1) (IKKI COMIX)
(2004/11/30)
菊池 直恵横見 浩彦

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[ 2008/10/05 ] ▼読書 | TB(0) | CM(3)