こうした本を一気読みしてしまうというのは、俺も相当なヲタクか(笑)。 95年にJR全線の4636駅を下車したという記録であるが、これがめっぽう面白い。 何事にも正直に真摯に取り組む人の話は、手放しで面白いのである。 横見氏が更に凄いのは、2005年に私鉄を含めた全線全駅を乗下車したことである。 常人ができることではない。 就職もせず、鉄道にこだわるために選んだ人生が、三食が食パンとジャムだけの食事と、ホテルに泊まらず駅寝を続ける旅である。 …目標をやり遂げたい一心での横見氏の実行力は、羨望とともに敬意に値する。 そこまでしてチャレンジする理由は、「鉄道が好きだから…」。 まさに「キング・オブ・ヲタク」。 こんな変わった人がいる世の中、まんざらつまらぬものでもない(笑)。
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このところ出張三昧になっている。 昨日は静岡、今日は福井へ日帰り出張をした。 仕事以外の楽しみは、土地の味覚を味わうことぐらい(笑) 福井のB級グルメといえば、東の横綱が「ソースカツ丼」とすれば、西の横綱は「蕎麦」だろうか。 福井県はそばの生産量も多く、幹線道路沿いにはそば屋がやたらと目につく。 特徴的なそばは、「おろしそば」というヤツで、大根おろしが目イッパイ入ったそば。 これに好みによってカツオ節をふりかけて、食す。 そんなそばが食べたくなって、昼飯に選んだのが、「蕎麦その字」さん。 最近できた店らしいが、そば通の間では人気店だという。 店内はモダン。まるで喫茶店のよう。 とろろおろしそば(850円)を注文。 ちょっと固めだが、コシがあって、旨い。 辛味大根が強烈だが、何度でも食べたくなる味でした。 *撮影失敗しましたね。  ※撮影Canon PowerShot G9 ※『蕎麦その字』福井市高木中央2-2612 月休 ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

にわか“鉄ヲタ”に加速度がついてしまった。 昔から多少はそんな傾向があったのだろうか、最近、鉄道に関する本を読み漁っている。 中でも、鉄道の旅をシャープな写真と女性らしい文章でまとめた矢野直美の「おんなひとりの鉄道旅」がいい。 彼女はテレビのレポーター等でタレント活動をやっていたというだけあって、なかなかの美人。 鉄ヲタの代表選手・横見浩彦が提唱する“レールクィーン”に匹敵する華やかさと独自性を併せ持っている。 時代も変わったのだろうか。男たちの独断場だった鉄道の趣味世界に、こうしたキレイな女性が参入してくる。もはやオタクといえないくらい、メジャーな世界になっているのかもしれない。 鉄道で旅することは、ローカル線になればなるほど郷愁を感じるようで、この作品に一貫しているのは、そんな旅情感である。 全国のローカル線を人と人とのふれあいを軸に描きながら、鉄道がもつ力強さとひとり旅の哀愁をうまく表現している。 僕の心をくすぐるこうした本にはなかなか出会えないだけに、うれしい一冊であった。
金沢に出張してきた。 北陸は食べ物が美味しいところだが、前回紹介した福井のソースカツ丼、富山のブラックラーメン、金沢のホワイト餃子などB級グルメも旨い。 今回、昼飯に選んだ店が野々市町にある「カレーのチャンピオン」。 金沢では有名なチェーン店だが、食べるのは初めて。 Lカツカレー(680円)を選び、吉牛のような造りのカウンターテーブルへ。 出てきたのを見てびっくり。カレーライスにキャベツ付きのトンカツが乗っている。 その上、スプーンじゃなくて、フォークときた。 ルーは、ドロリとして濃い。「CoCo壱番」のようなシャビシャビ系とは違う。 あまり辛くはないが、カレーを食べているというより、カレーがかかったトンカツライスを食べているような感じだった。 この店のすぐ近くには、更にこってり系の「GO、GOカレー」というチェーンもあり、北陸の食文化を一層にぎやかなものとしている。 北陸は回転すしも旨いし、B級グルメもいい。きどった加賀料理なんぞより、僕にはこっちのほうが合っている。  ※携帯で撮影 ※『カレーのチャンピオン堀内店』石川県野々市市堀内3-21 ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

日帰りで福井県をぶらりとしてきた。 といっても、自宅からクルマで往復400キロは走ったから、それなりに遠い。 最近、相性が良くなってきたデジカメ(Power shot G9)を持って、鯖江から武生、南越前町、敦賀と気の向くままハンドルを向けた。 今庄あたりは「越前そば」の里として有名でだが、すでに花の季節は終わり、一面の黄金色に輝くそば畑が印象的だった。 そばを食わせる店も多いが、昼時とあってどれも満員。 それでもそばが諦めきれず、コンビニに立ち寄り、カップめんのそばで我慢した(笑)。 都会の喧騒を離れた週末、ひとりでのんびりと過ごす田舎のワンディも、たまにはいい。 
読み切るのがもったいない本にはそうそう出逢えない。 ウィングフィールドの「フロスト警部シリーズ」は、僕にとってはまさにそれ。至福の本。 前作が出たのが2001年だから、実に7年も待たされたわけだ。 シリーズ4作目のこの作品も、これまで以上にパワーアップして、上下巻900ページ超の大作である。 これを吊革読書で2週間かけて読み切った。 海外ミステリファンの僕としては、今のところ一押しシリーズ作品だが、未読の方はぜひ1作目の「クリスマスのフロスト」から読んで欲しい。 パワフルで、下品で、やさしくて、人情味があって…そして哀愁が漂うフロスト警部。 猛烈に忙しい主人公の魅力に、どっぷりとはまるはずだ。
ホーロー看板を探しに和歌山に行ってきた。 前の日記にも書いたが、このところにわか“鉄ヲタ”になっているので、 和歌山に行ってどうしても見たかったのが、紀州鉄道。 日本で一番短い区間(御坊→西御坊)を走る私鉄である。 西御坊駅には、キハ603という昭和35年に造られた車両が止まっていた。 「うーん、渋い!」 完全に鉄ヲタ状態になった僕は写真を撮りまくる。 朝日に輝いた鉄が、なんともいえないえぇ味を出していました。    ※写真上から ■紀州鉄道西御坊駅に停車中のキハ603 ■JR紀勢本線切目駅を通過する113系普通ワンマン ■JR紀勢本線和佐駅付近。
和歌山市の場末のビジネスホテルに荷物を置き、夕暮れの町へ。 和歌山ラーメンの有名店「丸高中華そば」ののれんをくぐる。 一ヶ月前の北海道ラーメン勝負(4日間で7杯)の余韻がまだ残っているのか、 どろりとした濃い目のとんこつしょうゆが、さっぱり系が好きになった身体に受け付けない。 血圧とコレステロールを気にすることもあって、スープをほとんど残してしまった。 店を出てから缶ビールでも買って帰ろうと思い、コンビニを探すが、行けども行けども店がない! 和歌山駅の近くでようやくローソンを見つけた。 ホテルまでの15分を、足元もよく見えない暗い街灯が灯る中、ぶらぶらと歩いた。 ひとりで過ごす和歌山の夜は、一段と寂しくなりそうだった。 *中華そば並600円。早すし100円    ※撮影Canon PowerShot G9 ※『アロチ本家丸高』和歌山県和歌山市友田町2-50 日年末年始休 ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

菊池直恵のマンガ、『鉄子の旅』を読んでいる。 鉄ヲタ…いわゆる鉄道好きのオタクな人々のことを知ってはいたが、 このマンガを読むと、その奥の深さに驚く。 鉄道好きといってもそのバリェーションは広い。 車両、駅、キップ、時刻表、写真、模型…と様々。 このマンガを読んでいると、そんなオタクな人々のマニアックな行動や発想にびっくりする。 ぐいぐい引き込まれていくうちに、自分もいつか鉄道にこだわった旅に出たくなってしまう。 自分にはそんな要素はないとこれまでは思っていたが、さにあらず、 こんな写真を何枚も撮っているところを見ると、“にわか鉄オタ化”してるかもしれないな(笑)。  北海道・石北本線北日ノ出駅(無人駅)…ホームしかない駅。  富山県・城端線城端駅に停車中のキハ4725
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