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選挙が終わって…

やっぱりというか、予想通りというか、民主党が圧勝だった。
今回、投票するにあたって民主に鞍替えした人も多いと思うが、政権を獲ったからには、嘘をつかずにマニフェストを実行してもらいたい。
…というわけで、選挙翌日の今朝、通勤に向かういつものJR駅の入口で、当選した議員がお礼の挨拶を行っていた。
僕が目配せで軽く会釈すると、彼は深々とおじぎを返してくれた。
前回の選挙で苦杯を舐めてから数年間、彼はメガホン片手の姿で、駅前の交番前に一人立って、「おはようございます」と、挨拶を繰り返してきた。目が合うと深くお辞儀をする姿に真摯な姿勢を感じた。
選挙戦の最終日は、対抗の保守政党の大物議員が揃いの緑のシャツを着た何十人もの応援団や取り巻きを連れて、駅前広場の一等地を陣取り、大声で街頭演説をしていた。
…対して、彼はいつもの交番前の狭いスペースで、一人手を振っていた。
あまりの“格差”に驚いたけど、直接話をしたわけでも、握手をしたわけでもないのに、何故かジーンと来るものがあった。

僕は、昔から権力や体制、強いものが嫌いな天邪鬼だ。当然のごとく巨人も朝青龍も、自○党も嫌いなわけだが(笑)、今回の選挙は迷わずに、交番の前に立つ孤軍奮闘する彼に一票を入れた。
結果的に彼の党は圧勝し、今日からは僕が嫌いな“強いもの”に逆転したことになる。
なんだか複雑な心境だけど、“初心忘れべからず”で権力におごることなく、裏切ることなく、働いてくれることを切に望みたい。
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[ 2009/08/31 ] ▼日記 | TB(0) | CM(0)