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寂れディープな町~多治見を歩く

「陶都」と呼ばれる、歴史ある町に越して16年が過ぎた。
毎日、同じ道を歩いて、同じ風景を見続けてきた。

…たまには“冒険”もいいじゃないか。
中国生まれの折りたたみ自転車にまたがり、路地から路地へ。

潰れた銭湯、妖しげな飲み屋が寄せ合う路地、捨てられた古い家、戦前の防火水槽…。
寂れちまった町角に、ディープな町の名残りがあった。

銭湯

多治見1004

多治見100424

防火水槽
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月花水木

久しぶりに綺麗に晴れ渡った午後、お蔵入りしてた折りたたみ自転車を引っ張り出した。
短い春は移ろい、いつしか桜は散って、次は花水木だ。
薄紅色の花が月と渾然一体となって、うまい具合にファインダーに収まった。

ハナミズキ1

ハナミズキ2
[ 2010/04/24 ] ▼日記 | TB(0) | CM(0)

腰痛 その後②

腰痛を発症して2ヶ月が過ぎた。
その間に整形外科を皮切りに、鍼、整体と治療を変えてきた。
最後にたどりついた整体が、僕にとっては効果てきめんだったようで、5回の治療で
ほぼ腰痛が完治したようである。
ブログにも書いたが、僕が通っている治療院は、電気治療器を一切使わず、整体師の
腕で、それこそボキボキ、ゴキゴキとやる治療法である。
腰はほぼ完治したので、今は肩や首の治療を行っているが、心なしか背筋もピンとし、
最近は寝起きもよくなってきた。
しかし、先日の治療で、「血糖値が上がっていますね」と指摘されてしまった。
僕は、糖尿病ではないが、全国で2000万人いるという、いわゆる境界型の予備軍に属している。
医師からは、運動をしてあと5キロほど痩せてくださいと言われている。
整体ですい臓の状態が分かるとは半信半疑だが、痛いところをつかれた思いがあり、
その忠言は、あながち間違っていないかもしれない。
すでに手遅れかも知れぬが、駅から自宅までの6.5キロを歩いて帰宅することにした。
“早足で1時間”のウォーキングを開始して一週間。
スーツにビジネスシューズで、はぁはぁ、ぜぇぜぇ…とけっこう汗もかくし、足にはマメができるくらいなのに、
なぜか体重は減らない。
悲しいかな、軟弱が染み付いた身体には、厳しいものがあるようだ。
[ 2010/04/20 ] ▼病気ネタ | TB(0) | CM(0)

サミゾチカラさんのお宅訪問

ホーロー看板コレクターとして有名な、サミゾチカラさんのお宅を訪ねた。
場所は愛知県豊川市の住宅街。
「金鳥」や「カクイわた」「官公学生服」などの看板が壁一面に貼られ、「東芝テレビ」の巨大トーテムポールが立ち並び、そのお宅は、外観からして異彩を放っていた。
ホーロー看板資料館として改装されたという家の中を案内されて、その圧倒的なスケールに唖然…。言葉も出ない。
噂には聞いていたが、天井から壁にいたるまで隙間もないほど貼られた看板に、ただびっくりだ。その数6000枚。
初めはサミゾさんの看板ウンチクに耳を傾けるだけだったが、しかし、そこは琺瑯看板探険隊の自分だ。
応戦一方から攻めに転じてみた(笑)。
場所を母屋にあるサミゾさん自慢の“ホーローの成る木”がある部屋に変えて、仁丹や中将湯、花王やグリコの看板のウンチク合戦である。
僕はコレクターではなく、自然に貼られた看板の写真を撮っているだけのもの好きだが、一枚の看板にまつわるエピソードを熱く語るサミゾさんから、角度は違うが、同類としての“マニア魂”と、心の琴線に触れる“男の執念”を見た思いがした。
機会があったら、ぜひ再訪したいと思う。

サミゾさんの家1

サミゾさんの家2

サミゾさんの家4

サミゾさんの家5

※写真下/サミゾさん(右)と並んで。

ケータイを買った

新規で携帯を買った。
これまで会社の携帯を個人用にも使っていたので、公私混同しないようにけじめをつけるため購入した。
しかし、機能がたくさんありすきで、さっぱり分からない。
電話とメールができればいいのに、説明を聞いたところで、課金のしくみも何だか分からない。
どっちにしても、おじさんには、難しすぎるオモチャだ…(笑)。
[ 2010/04/11 ] ▼日記 | TB(0) | CM(0)

石川文洋著 『日本縦断徒歩の旅 65歳の挑戦』

報道カメラマンの著者が、65歳になった年にチャレンジした記録。
なんとも、贅沢な旅である。
北海道の宗谷岬から沖縄の那覇市までの3300キロを歩く…その目的は、「歩いて旅をしたかった」。
汽車、クルマ、自転車…手段は違えど、のんびりと歩く旅の贅沢さはダントツだと思う。
ゆっくりと流れていく日本の風景を見ながら、何を思い、何を感じるのか…これは体感した人でないと分からないだろう。
日本縦断に与えられた150日間という贅沢な時間と費用、多少の冒険心がある者なら、誰もが憧れる旅を実行できた著者を羨ましく感じながら読了した。
“贅沢”という言葉を三度も使ってしまったが、チャレンジしたくともそんな余裕もない今の僕にとっては、なんとも、贅沢な旅に映ってしまうのである。
よ~しっ、いつか、僕もやってやろうじゃないか!!

日本縦断 徒歩の旅―65歳の挑戦 (岩波新書)日本縦断 徒歩の旅―65歳の挑戦 (岩波新書)
(2004/05)
石川 文洋

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[ 2010/04/08 ] ▼読書 | TB(0) | CM(0)

霞ヶ浦の春

茨城県の霞ヶ浦にある研修所に出張した。
少し寄り道して、霞ヶ浦の風景を切り撮ってみた。
レンコン畑が途切れた空地には、一本の桜の巨木があった。
七部咲きといったところか。
どんよりと雲って、吐く息が白くなるような花冷えの中、
そこだけが、春を楽しむようなピンク色に染まっていた。

霞ヶ浦

桜1

桜2