ホーロー看板コレクターとして有名な、サミゾチカラさんのお宅を訪ねた。
場所は愛知県豊川市の住宅街。
「金鳥」や「カクイわた」「官公学生服」などの看板が壁一面に貼られ、「東芝テレビ」の巨大トーテムポールが立ち並び、そのお宅は、外観からして異彩を放っていた。
ホーロー看板資料館として改装されたという家の中を案内されて、その圧倒的なスケールに唖然…。言葉も出ない。
噂には聞いていたが、天井から壁にいたるまで隙間もないほど貼られた看板に、ただびっくりだ。その数6000枚。
初めはサミゾさんの看板ウンチクに耳を傾けるだけだったが、しかし、そこは琺瑯看板探険隊の自分だ。
応戦一方から攻めに転じてみた(笑)。
場所を母屋にあるサミゾさん自慢の“ホーローの成る木”がある部屋に変えて、仁丹や中将湯、花王やグリコの看板のウンチク合戦である。
僕はコレクターではなく、自然に貼られた看板の写真を撮っているだけのもの好きだが、一枚の看板にまつわるエピソードを熱く語るサミゾさんから、角度は違うが、同類としての“マニア魂”と、心の琴線に触れる“男の執念”を見た思いがした。
機会があったら、ぜひ再訪したいと思う。




※写真下/サミゾさん(右)と並んで。
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