週末の2日間、静岡を旅した。 掛川から御前崎、菊川、金谷、島田…と、これまであまり訪ねたことがなかったエリアだ。 ホーロー看板探しと酒蔵めぐりが目的だが、看板はほとんど見かけないし、酒蔵も廃業した蔵もあり、 なんだか不完全燃焼で終わってしまった。 写真は、牧の原の峠で見た金谷の町。まさに俯瞰図。 鳥になったら、こんなふうに見えるんだろうか。 今回の旅、いちばんの景色だった。
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仕事が一段落した先週、若松孝二監督の話題の作品『キャタピラー』を観た。 原作は江戸川乱歩の『芋虫』。 実は、ませたガキだった僕は、この小説を小学校の頃に読んでいる。 作品が原作に忠実かどうかは、今となっては忘れているため評価しようがないが、 映画そのものは、いたるところに仕掛けが張ってあり、綿密な出来栄えだと感じた。 しかし、戦争当時の記録映像は必要だろうか。 終戦を表現するなら、もっと別なやり方もあったのではないか。 いずれにしても、乱歩特有の耽美表現はさすがによく出来ていたと思う。 新潟県長岡市でロケしたという農村の風景もなかなかだった。 寺島しのぶの演技もよかったが、四肢切断の少尉を演じた大西信満の眼技が素晴らしかった。 機会があればもう一度観たい作品だ。☆☆☆☆★
吉田修一原作、李相日監督作品の『悪人』を観た。 キャストも妻夫木聡、深津絵里、樹木希林、柄本明といった演技派揃いだけあって、 全編にわたって緊張感が漂う展開だった。 内容ははっきりいって暗い! 夜と雨と、そして寒空の描写ばかりで滅入ってしまう。 それにしてもあの殺風景な岬にある灯台はどこなのだろう。 最後までずっと気になってしまった。 深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を獲得したということだが、 作品の中での演技だけいえば、樹木希林がダントツだったな。 柄本明も映画に出ずっぱりだけど、さすがにいぶし銀の演技だった。 とにかく考えさせられる映画だったけど、再度観たくない作品ということで、☆☆☆★★
瀬戸焼きそばは、豚肉の煮汁をダシに、醤油の味付けの麺にキャベツをたっぷり炒め、 豚肉と紅しょうがを添えたシンプルなスタイルだ。 昔からあったものだが、最近は町おこしでけっこう店も増えてきたみたいだ。 せっかくなんで、老舗の人気店を2軒ハシゴしてみた(笑)。 一軒目は『大福屋』。 ここは何度も行っている贔屓の店。相変わらず店内もテイクアウトも混んでいた。 大盛を注文。醤油の味付け麺がなんとも香ばしい。ペロリと食ってしまった。(大盛600円) 続いて目と鼻の先のレトロなアーケード商店街にある『銀座茶屋』。 さすがに続けて大盛は食えない(笑)。並を注文。 思わず「うまい!」と唸ってしまった。 焼き方も麺の具合も絶妙だ。僕の舌はこちらのほうがあってるみたい。(並380円) 聞くところによると、この店は瀬戸焼きそばの発祥の店ということだ。 ついでに「玉せん」なるものも食ってみた(100円)。 デカイ海老せんべいに玉子焼を挟んで二つ折りしたものだが、どろりとしたソースがからんで、パリっとした食感がなんともいえず旨かった。 焼そば好きの僕にとっては、町おこしのB級グルメということであれば、横手焼そばや富士宮焼そばよりも、ダントツに瀬戸焼そばのほうが好きだ。 しかし、粉文化の最強の町、大阪の焼そばには叶わないな。 もっとも大阪の焼そばは(ついでにお好み焼きやたこ焼きも)B級グルメの域をとっくに突き抜けているからなぁ。    ※撮影Canon PowerShot G9 ※写真上2枚…『大福屋』愛知県瀬戸市深川町5 宮前地下街 水休 ※写真下…『銀座茶屋』愛知県瀬戸市朝日町26 …閉店しました ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

三連休の初日、朝から晴れ上がったのを見計らって、ぶらりと輪旅に出た。 目指すは、愛知県瀬戸市。 僕が住む岐阜県T市からは峠を一つ越えたとなりの町だ。 えっさえっさと相棒のランドナー(ミヤタルマン)のペダルをひたすら漕ぐ。 汗タラタラ、のどカラカラ…。 さすがに焼き物の町だけあって、窯元がいたるところにある。 “窯垣の小道”という石垣に陶器が埋め込まれたシャレたロケーションもあった。 昼飯は、もちろん瀬戸を代表するB級グルメ「瀬戸焼きそば」。 腹も一杯になって、適当に写真を撮りながら帰宅したが、さすがに登り坂の峠超えは膝が悲鳴を上げた(笑)。 とはいえ、暇な一日、相棒との久々の輪旅を、充分楽しんだ日になった。    ※写真上から…窯垣の小道(瀬戸市古瀬戸町)/いたるところにある窯元。登り窯の窯元/品野町の古い家屋。ホーロー製の町名看板が貼られていた
名古屋駅から歩いてほんの10分くらいのところに、レトロな町並みがある。 僕が勤める会社からでも5分くらいで行ける距離だ。 なんでも、戦災で残った町らしく、白壁の蔵がずらりと並ぶ様子は、知る人ぞ知るスポットのようだ。 一本ずれた道には、両脇にレトロな商店が軒を連ねる下町の匂いがする界隈もあった。 この町の存在は以前から知っていたが、今日、会社帰りに思い切って道草してみたのだ。 ちょっと暑かったけど、懐かしさを感じる、それでいてぐっと癒された気分だった。    ※写真はいずれも名古屋市西区那古野町
ちょっとばかし、棚田が気になっている。いわゆる段々畑というヤツだ。 昨年から旅の途中でちょくちょく訪ねては撮ってきたが、ここにきてこうしたスポットを回るのも楽しくなってきた。 ネットで検索すると、「日本の棚田100選」というものもあり、その道の人たちにはけっこう人気があるらしい。 でもって、お気に入りの棚田をアップしてみたい。 1枚目は、富来町にある「大笹波水田」。傾斜はないがなかなか美しい棚田だ。 2枚目は、輪島市の「白米の千枚田」。これは傾斜もあるが、なんといっても海にそのまま落ち込むスケールが素晴らしい。 3枚目は、奈良県明日香村の棚田。刈り取りが始まったばかりの風景。これも情緒があっていい。 最後は、愛知県新城市の四谷千枚田。江戸時代から開かれた歴史のある棚田である。 四谷千枚田については、その雄大な風景に魅せられて、これまで四季を通じて何度も訪ねてきた。 いずれも棚田百選に選ばれているスポットである。 さて、百選に選ばれた棚田は、地元の岐阜県や愛知県にもいくつかあり、行きたいところはいっぱいあるのだが、 すでに稲刈りが始まっている。 …時間との勝負だ。   
能登半島をぶらりと旅してきた。 気ままにハンドルを握って、ぶらりぶらりと一人旅。 日頃のストレスが、頭のてっぺんからすっとんでいくようであった。 輪島の海岸で、テントを張って寝るつもりも、 あまりの暑さでパス…結局、安宿に避難。 …軟弱になってしまった。 あぁ、年は取りたくない…。 気に入った能登の風景でも貼っておこう。      ※写真上から…富来町の世界一長いベンチ/門前町の農村風景。黄金色に輝く稲/輪島の御神所太鼓。輪島駅前で観光デモが行われていた。/珠洲市狼煙。能登半島の先端近くの輝く海。/能都町で刈り取られた稲。海風で干している。
この夏の暑さに負けて、へべれけになってきたことと並行するように、 ふたたび、高血圧な日々が始まった。 副作用により血糖値と尿酸値が上昇したことで、これまで9ヶ月間飲んできた利尿剤を中止して1ヶ月が経った。 それ以降、ARB剤(ブロプレス錠)だけでけっこう安定していたのだが、ここにきて徐々に血圧が上昇してきたのだ。 この数日は、首を絞められるようないやな肩こりと体のだるさが出てきた。 結局、主治医に相談し、再び違うタイプの利尿剤(セララ錠)の世話になることになった。 今度のクスリの副作用は、高カリウム血症の可能性があるらしい。 なんでも、ARB剤との併用ではそのリスクはより高くなるそうだ。 服用1ヶ月後に血液検査を示唆されたが、調べてみて思ったことは、 なんで、医者はこんな処方をするのだろうか…ということ。 治療は主治医と患者の信頼関係が根本だと思っているが、このところ疑心暗鬼になってきた。 …とは言っても、病弱なオレが悪いわけで…。 でもなぁ…、オレを悩ます高血圧な日々よ、早く脱出したいものだ。。。
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