日帰りで三重県を旅してきた。 目的はホーロー看板探しだが、案の定、渋滞に捉まってしまった。 それも半端じゃなくて、往路10キロ、帰路は20キロだ。 帰りは伊勢市から自宅まで5時間以上かかってしまった。 往きは3時間だったので、8時間も渋滞の高速にいたことになる。 走行距離も580キロになった。 ずっと一人で走ってきたから腰は痛いし、肩もパンパン。さすがにどっぷりと疲れた。 もう若くはないから、無理もできないな。 それでも伊勢から旧飯高町、榊原温泉を回れたのは良かったと思う。 三寒四温がぴったりな、暖かい気温にすぐそこまできている春を感じた旅となった。      ※写真上から…二見町江の町並み/同。醤油の醸造元のようだ/松阪市飯高町宮前で見つけたニャンコ/宮前の集落で。廃屋に貼られたハリガミ
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本日付けの日本経済新聞の朝刊「文化欄」に、僕の記事が載った。 悪いことをして載ってしまった(笑)というわけでなく、 きちんとした取材を受けて、僕に代わって記者の方が書かれたものが掲載されたわけ。 タイトルは「看板求めて全国ホーロー」。 取材を受けてからこの一週間は、記者さんとメールのやり取りを通じて何度も原稿の校正をしていたので、すでに内容も分かっており、発行された新聞を見てもさほどのうれしさはなかった。 新聞に出ることは職場のほとんどの人たちにも黙っていたので、ちょっとしたサプライズはあったようだ。 更に、僕がホーロー看板に夢中になっていることや、ホームページを作っていること、ましてブログを書いてることなど、社内の誰も知らないのだ。 職場では、声をかけられたり、電話やメールをいただいた。転勤してしばらく会っていない同僚からもメールが届いた。 僕が「同姓同名の人じゃないですか」ととぼけると、「鬼瓦のような写真の顔は、どうみてもアンタだろ!」と言う元上司もいたし…(笑)。 …まぁ、ちょっとばかし疲れた一日でした。 興味がある方は、読んでください。 顔写真・実名入りで出ています(笑)。
3週連続で愛知県瀬戸市を訪ねた。 何しろ自宅からクルマで30分もかからない距離とあって、ぶらりと訪ねるにはもってこいだ。 今日は久しぶりのカミさん連れ。 このところ体調が良くなかった彼女の気分転換に良いだろうと思い、無理やり誘ったのだ。 昨年9月に訪ねた、市内でも窯場が集中している洞町の「窯垣の小路」からスタート。 ちょうど資料館が開館されており、登り窯の話も聞くことができた。 陶器が埋め込まれた「窯垣の小路」をゆっくりと歩いて、“本業窯”と呼ばれる四連の登り窯を見学。 昭和50年代までは実際に使われていた窯である。 その後、「瀬戸蔵セラミックプラザ」に移動。 つい2週間前にも雛壇飾りの写真を撮るために訪ねたが、 今回は2階のミュージアム(大人500円)も見学した。 「せとでん」と呼ばれた旧名鉄瀬戸駅がホールいっぱいに再現され、 弥生時代から現代までの瀬戸の焼き物の歴史が見事なまでの深い資料となって展示されていた。 歩き疲れた頃、昭和の匂いが残る銀座アーケード商店街にある瀬戸焼きそばの「銀座茶屋」へ。 いつもは空いているのに、今日は観光客で溢れてごった返していた。 帰路に赤津町の風景の写真を撮り帰宅した。 ほんの3時間の散歩だったが、カミさんも気分転換ができたようで、うれしそうだった。      ※写真上から…「窯垣の小路」/瀬戸市洞町にある四連の登窯「本業窯」/瀬戸蔵ミュージアムの雛壇飾り。前回とは違うアングルで撮影/ミュージアム内に再現された旧名鉄瀬戸駅と瀬戸電車両。
天気も良くなった週末、自転車で名古屋市中村区をぶらりと走った。 名古屋駅→中川運河→米野駅→大門通り→岩塚…こんな感じの20キロくらいのコース。 黄金陸橋の上から見た名古屋駅の高層ビル群は、5年前の同じ場所から撮った写真と比べてみると、 名古屋モード学園のスパイラルタワーが増えていた。 旧中村遊郭があった大門界隈も更に開発が進み、いにしえの建物も近代的なビルの間に埋もれるようにただずんでいた。 昔は明らかに遊郭だったと思われるタイル張りの丸窓がついた建物も、人の気配もなく廃屋となっていた。 歴史の名残りもこうしてひっそりと消えていくのだろうか。 サイクリングのゴールは、庄内川の万場大橋近くの岩塚町。 ちょうど、神社の縁日に重なり、凄い人出だった。 人波で身動き取れない狭い道を、無理やり自転車を押して通り抜けた。 さぞ迷惑だったろうと、反省。     ※写真上から…黄金陸橋から見た名古屋駅高層ビル群/中村区大門の旧遊郭の建物/近鉄米野駅付近の「まるまん学生服」ホーロー看板。今日の相棒と/中村区岩塚町の七所神社では縁日「きねこさ祭り」が行われていた。
暇に任せて本を読んでいるが、いつも思うのは100冊の良書よりも、1冊の“魂が揺さぶられる”本に出遭いたいと思っている。 百田尚樹『錨を上げよ』上下巻(講談社)は、今の僕にとってはまさにそんな作品。 著者の自伝的小説とも言える大作である。 古くは五木寛之『青春の門』しかり、青春大河小説と呼ばれるものは数あるが、 最後まで読者を掴んで離さない冴えわたる筆致と、爽やかな読後感を与えてくれる作品は案外少ない。 『錨を上げよ』はまさにそれに値する作品であると思えた。 著者の分身とも言える主人公=作田又三の不器用で無鉄砲な生き方は、 昨年読んだ花村萬月の自伝小説『百万遍』(青の時代上下巻・古都恋情上下巻)の主人公・惟朔に通じるものがある。 昭和30年代生まれのオジサン世代なら、比較しながらぜひ両方の作品を読んで欲しいと思う。 又三と惟朔…魅力的なキャラクターを生み出したどちらの作品も甲乙つけがたい。 この2冊は、今のところ僕の“魂が揺さぶられる”一押し本である。
2月12日付中日新聞岐阜県版に、今月末で高山市の田辺酒造場が廃業するという記事が載った。 見出しは「聖地の酒蔵 力尽きる」だ。 廃業の理由は、経営難によるものと書かれていた。経営不振に陥った背景として、「日本酒離れと言われていても、元気な酒蔵があるのに、お客の多様化するニーズに応えられなかった」としている。 田辺酒造場は明治17年創業で、高山市の古い町並みの三之町に8軒ある蔵のひとつ。代表銘柄は「豊年」。高山祭りのお神酒として愛用されてきた。 この蔵には2008年12月に僕も訪れている。 このところの酒蔵の廃業は、加速度的と言っても過言ではない。昨年訪ねた倉敷の酒蔵でも、ぺんぺん草が生えた蔵の風景を目の当たりに見て心なしかショックを受けた。 日本酒離れが当たり前になっている背景よりも、手間隙をかけて造る割には採算が合わない体質を変えていくという別次元の課題もある。 日本酒は世界に誇れる酒だと思う。 酒蔵の廃業は国の伝統文化の危機として捉えていく気概も、必要なのではないだろうか。  ※田辺酒造場(2008年12月撮影)
先週に続いて、愛知県瀬戸市を散歩した。 晴れのタイミングを狙ったのだが、着いたと同時に曇ってしまった。 諦めきれないので、再チャレンジしたいと思う。 写真は町並みと路地の風景。 瀬戸市の路地は京都や大阪にも引けをとらないパフォーマンスです。 
「NHKニュース7」の気象情報担当で“7時28分の恋人”と呼ばれ、人気が高かった半井(なからい)小絵さんが番組を急遽降板することになった。 このニュースを聞いたとき、正直言ってがっくりときてしまった(笑)。 というのも、僕は彼女の“隠れファン”で、ひそかに7時28分に出てくるのを楽しみにしていた一人だからだ。 カミさんに話したら「あっ、そう」の一言だったが、おそらく世の中年男性には彼女のファンは多かったと思う。 降板理由は何であれ、彼女の真面目な人柄が溢れていた天気予報が、もう見えなくなるのはなんとも残念である。
クルマのメンテナンスがてら、隣町の愛知県瀬戸市に行ってきた。 日曜日とあって、ちょうど町を上げての「雛まつり」の最中だった。 ついでなので、文化ホールによって陶器でできた雛段飾りを見てきた。 昼食はもちろん、瀬戸のB級グルメの代表「瀬戸やきそば」。 銀座商店街にある『銀座茶屋』は贔屓の店。市内に何軒もある焼きそば専門店では、 今のところ一押しだ。 すぐ近くにある「大福屋」はマスコミに何度も取り上げられている人気店だけあって、 人だかりができていたが、僕にとってはいまひとつだ。 『銀座茶屋』では焼きそばの大盛(500円)と、ついでに味噌おでん(1本70円)も食べてみた。 どちらも、名古屋人の僕にぴったりの味覚である。 さて、満腹になったところで、万歩計を持って市内の散歩。 曇天なのが残念だったが、古い町並みの写真も撮れたし、楽しく過ごせた数時間だった。 帰路は栄泉堂に寄って、「品野ロール」(1000円)を買って帰った。     ※撮影Canon PowerShot G9 ※『銀座茶屋』愛知県瀬戸市朝日町26 …閉店しました ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 

“三河の小京都”と呼ばれる、愛知県西尾市を訪ねた。 JR安城駅までは中央線~東海道線を乗り継いでの輪行。そこから1時間半をかけて西尾へ。 何度か訪ねたことがある町だが、6年ぶりにじっくりと自転車で回ってみると、 昭和の風景があきらかに少なくなっているのを実感した。 それでも、肴町(さかなまち)や、天王町、本町を走ると、まだまだ昭和の匂いは健在だった。 なかでも圧巻は「西尾劇場」だろうか。 芝居小屋として昭和15年に創業し、映画を上映し始めたのは昭和26年頃だったらしい。 中に入ると、ホールは駄菓子屋になっており、「まだ映画館やってるの?」と、ぶしつけな質問をしてしまった僕に対して、「何いっとるだわ」…と店番兼切符売りのおばあちゃんを怒らしてしまった。 昭和の文化遺産として永く残して欲しいと思う。 「ことぶき」の昔ながらのソース味のお好み焼き(200円)も、キャベツがたっぷり入って旨かった。 セピア色に輝く西尾の町を歩いたら、映画「異人達の夏」(1988年 大林宣彦監督)を思い出した。 いつの日か、また訪ねてみたくなった。    
昨夜、知人のクルマにイノシシが激突した!! 奴は手負いになりながらも、森に逃げ込んだ模様。 割れたフロントライトには、イノシシの毛が残されていた。 これ、冗談のような本当の話。 三重県警によると、今年に入って2例目だそうだ。 
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