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高山文彦著 『エレクトラ~中上健次の生涯』

中上健次は気になる作家の一人だが、なぜかこれまでその作品に触れたことがなかった。
苦手な純文学、芥川賞作家、難解な表現、更に作家から匂う暴力的な風貌が自分の中で危険信号となって増幅し、
触れてはいけないイメージと重なって、ずっと敬遠していたのかもしれない。

中上の生涯を描いた高山文彦『エレクトラ』は、このところの出張の友として鞄に入れていた。
作者は被差別部落で生まれ育った中上の少年時代から、作家として認められていく過程をあますことなく綴っていく。
46歳で逝く晩年では、中上が故郷・新宮の路地にこだわる心境を見事に分解、分析してみせる。
この手法は出世作となった『火花~北条民雄の生涯』で確立した、執拗なまでの取材が基盤となっている。
これまで中上作品を読んだことがない僕にも、すぐに手に取ってみたくなる魅力的な表現があふれているのだ。

あまたのノンフィクション作家がいるが、高山文彦は自分の中では格別の存在として位置づけたくなった。

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【後日談】
中上健次の作品が読みたくなって市内の大型書店やブックオフに足を運んだが、一冊も置いていない!!
三部作『岬』『枯木灘』『火宅』ぐらいはあるだろうとタカをくくっていたけど…中上健次は過去の作家になってしまったようだ。
仕方ないので、今度は近所の図書館に行ってみたが、ここにもない。
こうなると意地でも探してやる…とばかりに、ネットオークションを漁っています。

エレクトラ―中上健次の生涯 (文春文庫)エレクトラ―中上健次の生涯 (文春文庫)
(2010/08/04)
高山 文彦

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[ 2013/06/30 ] ▼読書 | TB(0) | CM(0)

奇跡のリンゴ

今年初めての有給を取った。
出張疲れが溜まっているのか、このところ血圧が上昇し、高値安定が続いている(笑)。
自宅のすぐ前にある内科医院で、先週受けた血液検査の結果を聞いた。

もともと柔和な表情の医師は、更に笑顔になって、
「検査の結果はどこも悪いところありませんね」
「血圧が上がっているのは、ストレスかなぁ」
「奥さんに電話してますか」
…と言いながら、今は生活のリズムを戻して、血圧を下げることが第一ということを強調された。
考えてみれば、単身赴任してから酒量も増えているし、何より慣れない土地での生活や仕事に、少なからず緊張もしていたはずだ。
"まずは気持ちを楽に"ということだろうか。

では、気持ちを楽にするには何がいいのだろう。
…ふと思いついたのが、映画を観ることだ。
そういえば単身生活に入ってから一度も映画館に行っていない。
それ以前は、カミさんと毎月のように夫婦50才割引きで足を運んでいた。
そんなことを思い出したら、急に映画が見たくなった。

で、観た映画が『奇跡のリンゴ』(中村義洋監督)。
リンゴの無農薬栽培に奮闘する家族愛を描いた実話作品である。
原作もベストセラーになっているので気になっていたが、映画はなかなか感動モノだった。
主人公を演じた阿部サダヲはともかく、その妻役の菅野美穂がよかった。
もっとも、自分にとっては好きな女優なんで、つい贔屓目で見てしまうけど、
それでもスクリーンの中の彼女の存在感は凄い。
オーラが出ている人というのは、彼女のことをいうんだろうか。
結婚をして、更に円熟味が増したようだ。

まぁ、最後は涙、涙だったけど、久しぶりに映画を楽しんだ日となった。
ついでに、劇場に併設しているスーパーで買い出しをして帰宅。
空っぽだった冷蔵庫が満タンになった。
[ 2013/06/29 ] ▼映画 | TB(0) | CM(2)

旭川から留萌、増毛の旅

北海道を旅してきた。
札幌から旭川、留萌、増毛をふらふら。
気ままにシャッターを切った。
北海道はさすがに被写体には事欠かない。
夏を迎える直前の風景が切り撮れました。

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この週末

野菜炒めが食べたくなった。
体が野菜不足を感じてるんだろうか。

外食なら簡単だけど、やはり週末は自炊にこだわりたい。
ごはんを炊いて、野菜炒めを自分で作ることに決めてスーパーへ。
野菜不足に加えて、運動不足もあるし…。
どうせなら隣町のスーパーまで歩いてみようという気になった。

汗をかきつつスーパーへ。片道2500歩。
まぁまぁのスコアだ(笑)。

野菜炒めなんで、キャベツや玉ねぎ、もやしなどを単品で買うつもりだったけど、
売り場に行ったら、「野菜炒め用」という袋に入ったものがあるではないか。
迷わず購入、ついでにラーメン用の野菜パックも買った。

さて、野菜炒めの味つけだけど、塩コショーと醤油でいいのか?
これまでの自分の人生で、まともに作った記憶がない。
スーパーの売り場からカミさんに電話すると、
「味の素の中華味というのがあるよ」と教えてもらった。

さて、自宅に帰って早速作ってみた。
たっぷり炒めた野菜に「中華味」を小さじ2杯、醤油少々…

「旨い!!」
思わず独り言が出た。

久しぶりの炊き立てご飯に、納豆もつけたし、
4本95円のバナナも2本食べた。
ついでに缶ビールも1本。

ささやかな、週末の幸せでした(笑)。

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※写真上から…出張ついでに立ち寄った盛岡市紺屋町の旧岩手銀行/青森県八戸駅に保管されている山車
[ 2013/06/16 ] ▼日記 | TB(0) | CM(2)

森駅『阿部商店』いかめし

先週に続いて北海道に行ってきた。
函館に近い森町の駅前で、かの有名な「いかめし」を購入。
ホテルで晩飯代わりに食べたけど、
モチモチの食感がなんともいえない。
思わず「うまい!」と独り言。
*元祖いかめし500円

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※撮影Canon PowerShot G9
※『いかめしの阿部商店』北海道茅部郡森町御幸町112

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札幌『百戦麺磨鬼武者』鬼味噌ラーメン

すすきので飲んだ後、飛び込んだ店です。
豚骨や親鳥、野菜をふんだんに使ったコクがあるスープが絶品。
文句なしに美味しかったです。
*鬼味噌ラーメン890円

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※スマホで撮影
※『百戦麺磨鬼武者』北海道札幌市中央区南五条西4-4 サンヨービル弐号館1F 無休

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北見へ

このところ毎週のように北海道へ出張している。
今週訪ねた北見市は、最高気温がなんと6度。
あまりの寒さに震えていたら、「6月にこの気温は珍しいよ」と会社の同僚が言った。
ともあれ、短い夏は確実にやってきている。
北見の観光スポットの東藻琴芝桜公園では目が覚めるようなピンクのジュータンが一面に広がっていました。

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※東藻琴公園の芝桜。今が盛りでした。

うすら寒い日

6月に入ったというのに、ここ仙台はうすら寒いです。
昨日の最高気温が19度、そして今日は15度。
名古屋にいた時は、今頃連日のように真夏日になって、暑さに参ってハァハァ言っていたけど、
こっちにきてからまだ一度も半袖になっていない。
ずっと長袖の2枚重ね(笑)。
最も、東北の中でも仙台は海風が入ることもあって、真夏でも30度を超えることはあまりないらしい。
それにしても6月に15度はないよなぁ。。
先週出張した札幌のほうが暑かったからね。
今日は天気もぐずついているし、このまま梅雨になってしまうのかな。

さて、このところ毎週のようにレンタカーでホーロー看板探しをしてます。
昨日は山形県をぶらぶらと走ってきた。
雪を抱いた月山や飯豊連峰を見ながら、爽やかな空気を吸ってきました。

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※朝日町あたり。飯豊連山の前衛の山々にも雪が残る。蕎麦の花がまぶしい/飯豊町。一直線に植えられた稲/長井市の風景。老舗の醤油蔵やレトロな商店が軒を連ねる/同
[ 2013/06/02 ] ▼日記 | TB(0) | CM(4)