たくさんの犠牲者を出した御嶽山。
60キロ離れた、自宅近くの小高い丘からよく見えます。
噴煙が風に流れて、長く尾を引いています。
これまで何度もこの山に登ってきました。
1979年に有史以来の噴火をしたときは、鈴鹿山脈の頂からその様子を見ていました。
1990年以降は、未踏の沢を探しては、その頂を踏むという沢登りに夢中になりました。
渕を泳ぎ、滝を登り、たき火を囲んで幕営をし、ようやく尾根に這い上がって頂上直下の賽の河原に出ると、硫黄臭が鼻をつく。
もくもくと吹き上げる水蒸気を見ながら、この山に登った実感を味わっていました。
そんな御嶽山が、まさかとんでもない牙を剥くとは…。
あの穏やかだった御嶽山で遊んだ日々が、遠い昔に感じます。
犠牲者を哀悼するとともに、慣れ親しんだ山が、静かになる日がくることを祈っています。



※撮影/1枚目…Canon EOS60D EF-S18-135mm F3.5-5.6IS 2014年12月28日 多治見/2枚目…冬の御嶽山頂上を目指す。2004年12月/3枚目…御嶽山の沢で 2005年7月
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