膵神経内分泌腫瘍~選ばれた人!?

長らくブログを中断していました。
この間、人生にとって大きな出来事があり、ようやく心の整理がついた状況です。

7月11日に膵臓の手術を終え、約2ヶ月の入院生活を終えて自宅に戻ってきました。
希少がんの一つである膵神経内分泌腫瘍(P-NET)という10万人に数人が罹患するという珍しい病気になったことが自分を襲った大きな出来事。

まさに宝くじにでも当たったような“選ばれた人”です(笑)。
当初はブログで公表することに戸惑いもありましたが、この病気の情報は大変少なく、そうした中にも数少ない同病者のブログを拝見して励まされたことが多くありました。
私の闘病記録が少しでも情報源としてお役に立てればという思いで、病気と向き合い、この稀有な体験を綴っていこうと思います。

ことの発端は、5月に緊急入院した胆石発作にありました。
胆管に石が詰まり閉塞性黄疸を発症し、5日間の絶飲食の間、腹部の精密検査をしていくなかで、膵臓に腫瘍が見つかりました。
腫瘍の大きさは1.1センチ。
医師によると、「おそらく良性だと思うが、この大きさで発見されたことはある意味ラッキー」。
「膵臓がんのステージに例えると、ステージ2」
「膵神経内分泌腫瘍の疑いがある」

膵神経内分泌腫瘍?…初めて聞く病名。
神経内分泌腫瘍は内分泌細胞に由来する腫瘍で、ホルモンやペプチドを分泌する細胞は全身の臓器に発生するが、特に膵臓や直腸に発生するもの多いとされ、悪性と良性がある。
膵臓に発生するものは膵神経内分泌腫瘍(通称P-NET)と呼ばれる…そんな説明を聞く中で、同席していたカミさんと、膵臓がんではなかったことに胸をなでおろしたが、患者は10万人に2~3人と聞き、不安は増幅するばかり。

さらに私が入院している病院では過去2例目で、ほとんどの消化器専門医や内分泌専門医が、医師人生の中でこの病気に遭遇することが稀れであること、しかし、治療のガイドラインが確立されていること…等を聞くことになった。


この日を境に病気との闘いが始まりました。


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