会社の同僚が見舞いに来た。
同僚といっても、今は私の上司。
来年には彼も定年を迎え、私と同じ立場になる。
2ヶ月前と比べると体重が8キロも落ちた明らかにやつれた相貌に驚いたようだが、「元気そうで安心しました」という社交辞令は素直に嬉しかった。
彼の口からは何度も職場復帰という言葉が出たが、今はそれが目標にあらず、目先の退院、それだけが自分の願いになっている。
そもそも往復3時間をかけての通勤とやりがいのない仕事に志を持てるというのか。
入院前から自問自答してきたフレーズ、「このままリタイヤしてもいいかなぁ」…とマイナス思考がまたもたげてきた。
別れ際に彼から聞いた情報では、先輩のMさんに膵臓がんが見つかり、抗がん剤治療を受けているとのこと。
Mさんとは昨年暮れの九州出張で一緒にお酒を飲み、九州各地を回ったことを思い出す。
健康そのものだった姿がオーバーラップする。
同じ膵臓の病に因縁を感じるとともに、ぜひ頑張って欲しいと祈った。

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