日本縦断徒歩の旅【東日本編10】小島谷~吉田~巻

燕三条駅から始発電車に乗り、昨日ゴールした小島谷駅へ。
薄曇りのなか出発。

桐原まではJR越後線に沿って歩き、国道8号線に出て信濃川を渡る。
良寛伝説が残る町、分水からは県道374号線を行く。
弥彦山が見えてくると、さすがに越後平野だ。
四方は果てしなく広がる水田である。
新潟を歩いているんだ、という実感がふつふつと沸き上がってきた。

直線に続く県道をそんな気分で歩いていると、1台のクルマが止まり、男性が下りてきた。
ホーロー看板のサイトで交流しているTさんだった。
新潟在住の彼は私を激励するためにわざわざ会いにきてくれたのだ。
お互い初対面の短い時間だったが、差し入れまでいただいた。

県道を忠実に歩きながら、人と出会うこともない小さな町を過ぎていく。
吉田の町に入っても商店街はシャッターが下り、人の気配がなかった。
地方はどこもそうだが、空洞化が進んでいる。
駅前はがらんとして、コンビニがあるのもまれである。
新潟も例外ではなく、新潟市に一極集中しているようだ。

岩室から巻までは旧街道だったようで、古い民家が軒を連ね、神社や馬頭観音も残っていた。
今日のゴールはJR巻駅。
新潟駅前のホテルを予約したので、新潟行きの電車に乗ることになったが、ちょうど下校時間に重なったようで、ホームは高校生でごった返しの盛況となった。
町には人の姿を見なかったのに、いるところには人はいる。

今夜は、Tさんから差し入れていただいた越後の地酒を飲んで、ぐっすり眠ることにしよう。

■2020年6月22日 新潟県小島谷~吉田~巻 47343歩 30.77キロ
■コンフォートホテル新潟


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※JR越後線に沿って歩きだす。

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※交通量が多い国道116号線。信濃川を渡る。

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※分水駅前。人の姿がなかった

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※分水は良寛伝説が残る町。

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※酒呑童子にちなんだ旧跡もあった

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※広大な越後平野。米所新潟らしい風景

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※シャッターが下りた吉田駅前商店街

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岩室駅近くの町並み

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※本日のゴール、JR巻駅

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新潟駅近くの万代バスセンターのカレーを食す。
改装中のため、移転先の臨時店舗で営業していた。再訪。癖になる味。480円。


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