九州でとんでもない大雨被害が発生しているというのに、のんきに山形県を歩いている。
どうすることもできないが、災害がこれ以上拡大しないよう祈るばかりである。
憎っき梅雨前線は、明日の酒田地方の大雨を予報したので、由良温泉に泊まる予定を変更して鶴岡まで頑張ることにした。
これによって明日の酒田までの行程が少なくなり、雨でも踏ん張れそうだ。
今日は鼠ヶ関を出て国道7号線を海岸線に沿ってひたすら北上した。
付かず離れずだった粟島はいつしか見えなくなった。
あつみ温泉を過ぎ、三瀬から日本海を離れたが由良峠の登り坂がきつかった。
海岸線の平坦な道をずっと歩いてきたこれまでのツケが回ったようで、ボタボタと大粒の汗を落としながら登りきった。
峠を下ったところで国道7号線を離れ、雨が降りだした県道336号線に入り羽前大山駅にゴール。
鶴岡までの一駅を電車に乗り、鶴岡駅前のホテルに投宿した。
今日の出来事で書き留めておきたいことがあった。
私と同じ歩き旅をしている人に出会ったのだ。
大阪の70才の方で青森を出発し、テントを背負って敦賀まで歩くという。
今日が17日目ということだった。
ということは、私が青森に到着するのはまだ17日かかるとことになりそうだ。
その方は20年以上かけて日本中に足跡を残しており、これまで踏破したルート図を見せてもらったが、ただ驚くばかりだった。
ほんの10分くらいの立ち話だったが、お互いの行程の情報を交換し、帰宅後に連絡することを約束し、別れた。
私もそうだし、その方も言っていたが、今回の旅で歩き旅の人に会ったのは初めてということだった。
コロナ禍のなかで歩いている人はそうそういないだろうと、お互いに納得する一幕となった。
さて、明日は酒田に向かう。
この6日間、まともに太陽を拝んでいない。
大雨にならないことを祈るばかりだ。
■2020年7月6日 山形県鶴岡市 50119歩 32.57キロ
■ホテルイン鶴岡
■くもり後雨

※鼠ヶ関は江戸時代に北国街道の関所があった

※鼠ヶ関の集落を歩く

※秋田の表示が出てきた

※あつみ温泉に入った

※こんなモニュメントもあった


※五十川付近で。立岩



※国道7号線には歩行者専用トンネルがあった

※由良峠から由良の町並みを俯瞰する

※広大な庄内平野。鶴岡が近づく

※羽前大山の酒蔵。4年前に訪ねたことがあった

※酒蔵にあったホーロー看板

※今日のゴール、雨に煙る羽前大山駅。
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