12月の読書

日本縦断の旅から帰って、しばらくしてから腰痛と肩痛が出現。
日課のウォーキングもできずにソファーに転がって、暇つぶしに本を読む毎日となった12月だった。

振り返ってみると、定年退職してから8ヶ月が経ち、何もせずにのんびりと本を読むという生活がひと月以上続いたのは人生初めての経験ではないだろうか。
予てから定年後の晴耕雨読の生活に憧れていたが、根が貧乏性にできているのか、夢の生活を手に入れたというのに、暇を持て余して退屈な状態にあえいでいる自分がいる。

我がままなのである。

今年はそんな我がままの自分をさらに昇華させ、“どこ吹く風”で生きようと思う。
好きなように、やりたいことをやる…そんな一年になればいい。

【2020年12月の読書データ】
読んだ本の数:16
読んだページ数:3619
ナイス数:47

本棚の本本棚の本感想
人の本棚を覗きたいという好奇心に駆られる私には、期待外れ。読書家の圧倒的な本棚写真が見たかった。本の雑誌『絶景本棚』のような内容を期待していたので…。
“横文字職業”の人が必ずしも読書家であるとは思わないが、本棚に並んだ背表紙を見ても意外性が少なかったのには驚いた。クリエィティブな人たちはもっと違う分野の本を読んでいると思っていたので、ちょっと残念。
読了日:12月01日 著者:赤澤かおり

辺境メシ ヤバそうだから食べてみた (文春文庫)辺境メシ ヤバそうだから食べてみた (文春文庫)感想
ゲテモノ料理がずらりと並ぶ。日本人にとってはどれも気色悪くておぞましい。さすがにヒトの胎盤はいただけない。倫理的にもこれはどうかな…。
著者の冒険心と、胃腸が弱いと言いながらのチャレンジ精神には敬意を表します。
読了日:12月01日 著者:高野 秀行

絶景本棚2絶景本棚2感想
前作と比べて、本の背表紙(書名)が見え難いのが残念。写真のアングルも全景がもっと見たかった。図書館並みの夢枕獏氏の書斎には圧倒されました。

読了日:12月02日 著者:本の雑誌社

10分あれば書店に行きなさい (メディアファクトリー新書)10分あれば書店に行きなさい (メディアファクトリー新書)
読了日:12月04日 著者:齋藤 孝

読書力 (岩波新書)読書力 (岩波新書)感想
新書を50冊読め…という学生に果たす宿題は、いかがなものかな。
現実にはしょーもない内容の新書も多くあり、読書習慣を身に付ける手段としてなら新書にこだわらなくてもいいかと思う。活字中毒とまではいかなくても、読書習慣は一長一短で身に付くものではない。本好きになるのはその人の生活環境や人生観により左右されるので、無理にきっかけを与えるものではなく、自然に身に付くものであると思いたい。
読了日:12月06日 著者:齋藤 孝

できる人の書斎術 (新潮新書)できる人の書斎術 (新潮新書)
読了日:12月07日 著者:西山 昭彦,中塚 千恵

津山三十人殺し 七十六年目の真実: 空前絶後の惨劇と抹殺された記録津山三十人殺し 七十六年目の真実: 空前絶後の惨劇と抹殺された記録感想
筑波昭著『津山三十人殺し』の関連作として読了。この作品で著者は筑波氏の著作の矛盾と、新たに発掘された真実から新解釈を記している。昭和13年に起こった空前絶後のこの事件にはまだまだ謎が多く、これを追う著者の執念が今後の活動に結実することを期待したい。
読了日:12月10日 著者:石川 清

本のおかわりもう一冊 (桜庭一樹読書日記)本のおかわりもう一冊 (桜庭一樹読書日記)感想
2010年~11年の読書日記。好きなシリーズなので、ずっと読んでいる。今回もマーカー片手に気になる本をチェック。引っかかったのは2冊。うーん、私の小説離れは一段と進んだようだ。そろそろこのシリーズともお別れかな。
読了日:12月11日 著者:桜庭 一樹

やっぱり書斎がほしい―知的創造空間の設計 (講談社カルチャーブックス)やっぱり書斎がほしい―知的創造空間の設計 (講談社カルチャーブックス)感想
我が家の書斎作りの参考にしたくて購入。1992年刊行なので内容が古く、正直、あまり参考にならなかった。『読む・書く・考える』この3つの欲求を満たす空間を=書斎として定義されているのには共感できるが、更に『作る』があっても良いかも。うーん、これだと書斎ではなく、秘密基地のような趣味的空間になってしまうかな…。
読了日:12月12日 著者:三輪 正弘,西村 俊一

万引き老人万引き老人感想
読み進むのが辛くなってしまった。コロッケ1個盗んだ老人の話は、読むに堪えない。一歩間違えば、誰もが貧困に陥る世の中。
そろそろ老人の域に差し掛かった我が身を重ねてみれば、“絶望老後”がすぐそこまで迫っていることを、改めて感じさせてくれた作品だった。
読了日:12月14日 著者:伊東 ゆう

不良老年のすすめ (集英社文庫)不良老年のすすめ (集英社文庫)感想
著者の作品は好きだが、エッセイは今一つかな。
この人はノンフィクションにその真価をみる。
不良老年という定義がよく分からなかったが、自身の個をぶれずに持ち続けるというこだわりには共感できた。
読了日:12月17日 著者:下重 暁子

夜啼きの森 (角川ホラー文庫)夜啼きの森 (角川ホラー文庫)感想
昭和13年に起こった津山三十人殺しは、多くの小説やノンフィクションのモチーフとして上梓されているが、著者の一連の小説の根底を成す岡山に残る土俗信仰を背景に、新たな側面から描かれた完成度はさすが。 残忍な殺戮描写がなくとも、事件の恐ろしさは十分に伝わったと思う。
読了日:12月17日 著者:岩井 志麻子

ミステリーの系譜 (中公文庫)ミステリーの系譜 (中公文庫)感想
このところ追っかけている『津山三十人殺し』の関連資料として読了。
『闇に駆ける猟銃』は事件後30年ほどしか経っていない頃に著書が取材して書いているので、生存者からの聞き取りもあって、その後多く出された関連本のなかでも資料的価値は高い。
事件を知る上でも必読の書であると思う。
読了日:12月20日 著者:松本 清張

書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト感想
『絶景本棚』のグラビアで圧倒的な画像に魅せられ、この書庫が作られるに至った本書の存在を知った。わずか8坪の土地に、機能的で洗練された奇抜なデザインの書庫が、才能溢れる建築家とのコラボで作られたことに今さらながらに驚きました。機会があれば現地に立ち寄り、ぜひ拝みたいと思います。
読了日:12月20日 著者:松原隆一郎,堀部安嗣

東海道徒歩38日間ひとり旅(小学館文庫)東海道徒歩38日間ひとり旅(小学館文庫)感想
写真家の著者が58歳の1992年の夏にチャレンジしたルポ。旧街道の東海道を忠実には歩いていないが、大阪から東京まで歩きとおすという強い信念のもと、リタイヤせずに炎天下の道を徒歩で旅したことに敬意を表したい。私もコロナ禍の今年、94日間をかけて北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断したが、一歩間違えば熱中症になってしまう、炎天下の歩きの辛さは経験者として理解できる。足の痛み、マメの辛さ、なんでこんなことしているんだろうという、やるせない雑念…それを克服してのゴールの達成感が何よりも共感できた。
読了日:12月23日 著者:糸川耀史

シェルパ斉藤の遊歩見聞録: だから歩く旅はやめられないシェルパ斉藤の遊歩見聞録: だから歩く旅はやめられない感想
久しぶりに著書の本を読んだが、歩き旅の内容を見ても往年のパワーや独創性がなくなり、安易、中途半端なチャレンジになっていることは歪めない。
年齢を重ねたなりのチャレンジを期待したいが、歩き旅にこだわるならそろそろ日本縦断とか一周をしてみたらと老婆心ながら思う。
読了日:12月27日 著者:斉藤 政喜


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[ 2021/01/03 ] 読書 | TB(0) | CM(0)