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1月の読書

雪が降る山里で、静かに逝った義父を送ってきました。
昭和一ケタの、無口で謙虚な男でした。

さて、1月の読書記録ですが、
冒頭の義父との別れや、義母の入院もあり、本を開くことが少ない月となりました。

1月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1531
ナイス数:66

ぼんやりの時間 (岩波新書)ぼんやりの時間 (岩波新書)感想
勤勉で実直、頑なな平均的日本人像を地で行く人から見れば、「ぼんやりする」「ぼーとする」という言葉や行為には否定的だろう。
著者は、「ぼんやりする」ことを積極的・肯定的に捉え、余白(ゆとり、余裕でもいいかな)の時間をつくることが、豊かな人生を送る上に必要である…と説く。
朝日新聞記者として長年に亘って【天声人語】を担当した著者の文章には、言うまでもなく、無駄をそぎ落とした上での間や余白の取り方の上手さが、「ぼんやりする」ことで培った技として見事に結晶している。
読了日:01月27日 著者:辰濃 和男


劇画ヒットラー (ちくま文庫)劇画ヒットラー (ちくま文庫)感想
ヒトラーの生涯が劇画ならではの分かりやすさで描かれいる。各章どこを切り取ってもドラマチックで、これほどまでに書物やメディアに取り上げられた人物はいないだろうと納得できる。
読了日:01月24日 著者:水木 しげる


おもかげおもかげ感想
結末に向かう最終章の展開が、さすがにストーリーテラーの著書の本領発揮ともいうべきか、巧みな仕掛けに泣かされた。
『地下鉄に乗って』と対を成す、地下鉄が重要なテーマになっているが、ループを走り続ける地下鉄を、人生の終焉に観るという走馬灯の幻影と重ね合わせてしまった。
ぜひ映像化を望みたい。
読了日:01月22日 著者:浅田 次郎


潜入!ニッポン不思議島 (宝島社文庫)潜入!ニッポン不思議島 (宝島社文庫)感想
土俗信仰や秘祭、伝承、風俗といった離島にまつわるルポ。
新城島や青ヶ島は外部の人を寄せ付けない神々が宿る島として興味が尽きないが、ライターの力量次第でせっかくの潜入ルポも文章にすると薄っぺらいものになってしまっているのが残念。
軍艦島の取材日はいつなのか不明だが、世界遺産登録された現在では島でテントを張って一晩過ごすことなどできないので、そうした意味では貴重なチャレンジ。ただし、取材内容は物足らない。
読了日:01月17日 著者:諸島文化民俗研究会


読書という荒野 (NewsPicks Book)読書という荒野 (NewsPicks Book)感想
読書論というよりも、有能な熱血ビジネスマンの半生記というイメージで読了。
幻冬舎の立ち上げと成功は彼のビジネスセンスによるところが大きい。そこには読書によって培われた経験が活きているように思う。
読了日:01月12日 著者:見城 徹


四国遍路 (岩波新書)四国遍路 (岩波新書)感想
著者は元朝日新聞記者で天声人語を担当したエッセイスト。
さすがに文章は上手く、ぐいぐい引き込まれた。
1300キロを歩く四国遍路は雑念に支配された己の精神を浄化し、魂の昇華まで高める崇高な体験のようだ。
昨年、日本列島を北海道から鹿児島まで徒歩で縦断してみたが、自己の精神を鍛錬することはできなかった。宗教にすがるつもりはないが、コロナ禍の今、だらしなく過ごしてしまいそうな我が身にとって、「喝」を入れるためにも、次の目標としてチャレンジしたくなった。
読了日:01月06日 著者:辰濃 和男

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[ 2021/02/04 ] 読書 | TB(0) | CM(2)