駒ヶ根に本店がある人気店です。
JR長野駅構内で食しました。
入口でしばらく待ってカウンターへ。
ロースに食指が動きましたが、いかん、いかん(笑)。
注文はヒレソースかつ丼(1495円)を。
出てきた丼を見て、思わず「ひぇ~」でした。
富士山が噴火したように円錐形に立ち上がったビジュアルは、「かかってこい!」と威嚇しているようです。
ならば、受けてたとう!
かつ丼と無言の対話を交わしながら、いざ。
柔らかくて、それでいて噛み応えのあるヒレ肉です。
甘辛のソースの旨味も素晴らしい。
キャベツと混ぜながら一気にいきます。
カツを二切れ食べたところで、しばし休憩。
気を取り直して、ワッセワッセと食らいつきます。
なかなかのボリュームでした。
これまで各地でソースかつ丼を食べてきましたが、この店のポイントは高いですね。
感染対策用の透明板を境に隣に座っている女性は、なんと蕎麦付きのセットを食べていました。
やりますね~。
野瀬泰申著『納豆に砂糖を入れますか?』には長野県のソースかつ丼のレポがありますが、長野県内にはソースタイプと玉子とじタイプが共存し、その分布は複雑に入り組んでいるようです。
老舗の『ヨーロッパ軒』に代表される福井県のソースかつ丼にはキャベツは付きません。
岐阜県東濃地方にも同様なタイプがありますが、案外、キャベツが敷いてあるタイプは少数派なのかもしれません。
ごはんを取り除くと、ふつうのとんかつ定食になってしまいますからね。
しかし、ソースかつ丼の美味しさは、ソースがしみ込んだごはんの美味さにもあるような気がします。
…ウンチクは尽きませんが、長野のソースかつ丼、恐るべしでした。

※スマホで撮影
※『明治亭 長野駅店』長野県長野市南千歳1-22-6 MIDORI長野 3F 不定休
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琺瑯看板探検隊が行く』もどうぞご覧ください★
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