中日新聞の地方版に紹介されていた記事を見て、岐阜県多治見市の地球村に行ってきました。
目的は、多治見市の昆虫同好会が主催している昆虫の展示です。
記事によると現在の会員は3名で、会員の高齢化によって30年来続けてきた展示が今年でラストになるということです。
展示は蝶や蛾、甲虫、バッタ、セミ、カミキリムシなど身近なものから、希少種までずらり。
虫好きの私としては、キレイに整理された標本をそれこそ目を皿のようにしてじっくりと見ることができました。
私が小学生だった昭和30~40年代は、私を含めてクラスには何人も昆虫少年がいて、夏休みの宿題といえば昆虫の標本が常で、それこそ競い合って珍しい虫を採集することに躍起になっていました。
昆虫採集は当時の少年たちの身近な遊びで、夏休みは朝から晩まで補虫網を持って虫を追っかけ回したものです。
ヒマさえあれば昆虫図鑑を眺め、いまだに多くの昆虫の名称を暗記しているくらい夢中になりました。
標本箱は発泡スチロールの箱にセロファンを貼って手製で作りました。
私の標本は自宅の近くの雑木林で採集したカブトムシやコクワガタ、アブラゼミやオニヤンマといった平凡な虫ばかり。
かたやお金持ちの同級生は、高価なドイツ箱に家族で旅行した避暑地で採集した虫を並べており、いずれも図鑑でしか見たことがない珍しいもの。
それが羨ましくて仕方がありませんでした。
親の経済力の差を、子供ながらに見た思いがしました。
50年も前の話ですが、いまだにそんなことを思い出します。
昆虫少年は今の世では、それこそ希少種でしょうか。
虫の姿も減りましたが、昆虫少年もいつのまにか姿を消してしまったようです。
30年も続いた展示が後継者不足でストップするのは、ほんとうに残念です。
さて、昆虫展示を見てから地球村の施設をぶらぶら。
ボルダリングの施設や、地元のモザイクタイルで彩られた天文館やタイルのベンチを見て帰宅しました。


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