上棟4日目の週末土曜日、長男夫婦と現場に行きましたが工事はされておらずガッカリ。
そう言えば、「近くで上棟があるので応援に行く」と棟梁が言っていたのを思い出しました。
室内は分かりませんが、外から観察すると電気配線がされて、屋根の瓦葺きもほぼ終了したみたいです。
順調に進んでいるようで安心しました。
さて、今回の新築で間取り作りを進めるにあたって、盲点ともいえる注意した点を並べてみたいと思います。
まぁ、ちょっとした備忘録ですね。
タマホームの最大のメリットは自由設計にあります。
しかし、素人がゆえに悩みに悩んだ間取りがようやく出来上がって万歳三唱といきたいところですが、ここからが最終的な詰めとなり、手が抜けません。
後から後悔する箇所が出てくるのも、ここからです。
それだけに、本契約前に出来上がった最終決定の間取り図と電気配線、配管が表示された最終図面をしっかり確認する必要があります。
【玄関ドアの開き向き】玄関ドアの取手位置が左か右かによって開き方が異なります。
取手が左にある場合は右開き、右にある場合は左開きです。
今回新築する家は右開きで間取りを作りましたが、出来上がった図面を見ると左開きになっており、即刻修正してもらいました。
細かいところですが、これは意外な盲点です。
玄関ドアの開き向きを左右どちらを選ぶのかは、適当ではなくわりと重要で、玄関アプローチの向きや生活動線、採光、風向き、駐車場の位置、家の前の道路からの視線、右利きか左利きか…など、いろんな要素を鑑みて決めるのが良いかと思います。
近所の散歩がてら右か左かどちらが多いか気になって見てみると、6対4で右が多いようです。以外に左も多かったのには驚きましたが、右利きの私からしたら、左手で開けるのは抵抗があります。
右か左は、生活を便利で快適にするためにも、しっかり考えたい点だと思います。
【電気配線】間取り作りの終盤で気を抜けないのは、コンセントやスイッチ、シーリングの位置。
タマホームの『The Tama Home☆極』はリビングに2ヶ所、居室に1ヶ所のコンセントが標準になっており、4年前に私が建てた『大安心の家』では居室に2か所だったので、サービスが減退しています。
その分、個数を増やせば追加オプションとなるので、設置位置を十分考慮して配置する必要があります。
間取も決まった安心感から、工務担当との電気配線の打ち合わせは案外お任せ状態になってしまうので、ここはしっかりチェックすべき点ではないかと思います。
コンセントやスイッチの数や取り付け位置は、家電を使いやすくするために生活に大きく関わってくる要素なので、しっかり図面をチェックする必要があります。
コンセントやスイッチの失敗は、家が完成後の後悔で多いのもうなずけます。
【エアコンの設置位置】今回の間取作りで一番すったもんだし、上棟後に変更した点がエアコンの設置位置と室外機の位置です。
これはしっかりチェックすべき点だと思います。
間取作りの最終局面なので、工務担当との打ち合わせは念入りにする必要があります。
エアコンの向きは、風が直接顔に当たらないか、部屋を効率的に冷却温めることができる位置か、サッシ、カーテンと干渉しないかなどの点を考えて設置位置を決めます。
しかし、これが決まっても、もう一つ注意すべき点は室外機の位置です。
今回の長男の新築では、2階北側洋室のエアコンの室外機が、一階の屋根に乗っている配置になっており、これに気づいたのがすでに上棟した後。
屋根に室外機を乗せるのは、景観を含めて設置コストもかかりそうなので、これは却下です。
2階から一直線に配管を伝わせ地面置きにすることを考えると、空気孔とコンセントの位置を考慮してエアコン位置を変更しなければなりません。
工務担当に慌てて連絡し、一階屋根に干渉しないように配管を下ろすために1階サッシの位置を5センチずらし、配線も変更することにしてもらいました。
気づくのがあと数日遅かったらアウトでした。
室外機の位置については重要で、2階の居室はバルコニーに設置するのが一般的ですが、ただでさえ狭いスペースなので、これを避けて配管を延ばして地面置きにしました。
また、打ち合わせ用に出来上がった最初の設計図面では、室外機が建物正面の玄関脇に配置されており、これは景観が悪くなるので却下。
設計士はそこまで考えていないのか、はなはだ疑問です。
基本的には建物側面や裏面といった目立たない場所に室外機を設置することにしました。
エアコン、室外機の位置も間取り作りの盲点といえるので、最終図面でしっかりチェックしたいところです。
ここまで書いて思い出しましたが、4年前に建てた我が家は、最後の最後にエアコンの取り付け段階で失敗しました。
業者が設置するときに立ち会わなかったことが最大の失敗です。
気づいたときには、部屋の角隅に設置する予定が、50センチもずれた中央寄りのカーテンレールすれすれに取りつけられていました。
なんのために空気孔とスイッチ位置を念入りの決めたのか、後の祭り。
それも気づいたのが入居後ひと月以上経過してからなので、まったくのお笑いです。
エアコンの設置時は、業者と必ず位置の確認をし、できれば作業に立ち会うことをオススメします。
【雨どいの設置位置】意外に気にならない設備として雨どいがあります。
図面が出来上がってからその位置を確認しますが、これを怠ると後で後悔することになります。
雨樋は家の外観にもかなり影響してくる厄介な部材で、屋根と並行に伝わせる軒樋と下に落とす縦樋があります。
縦樋の設置位置は、基本的には建物の死角となる側面に近い角に沿って設置しているので、建物正面からの景観は余程気にして見ない限りは気になりません。
しかし、これが案外、建物正面の壁に設置されている家が多いのに気づきます。
雨どいが壁の色と同系色ならそんなに気になりませんが、カラーが違うとかなりの違和感があります。
もっとも意図的なアクセントになっているということもあるので、一概には言えませんが。
数ヶ月前に新築した甥っ子の家は、玄関上の屋根から落ちる縦樋が玄関ドアすぐ脇に設置されており、これは景観も含めていただけない。
本人たちは気にしていないようですが、一目見て私は思いっきり気になってしまいました。
大手のPホームズで建てた注文住宅なのに、この設計とデザインはいただけない。
このレベルでは大手の名が泣きます。
要らぬお世話かもしれませんが、老婆心ながら着工前に図面を確認しアドバイスできたらと思うばかりでした。
…ということで、雨どいやエアコンの配管といった“管関連”は家づくりには避けて通れないものです。
少しでもすっきりした外観にしたいなら、建物正面を避けて、側面や裏面などなるべく目立たない場所に設置するのがベストであると思います。
もちろん、エコキュートやエアコン室外機の位置も同様ですね。
他にも排水桝の位置など注意すべき点はありますが、おいおい書きます。
…ということで、間取り作りが完成して、最終図面は設計士にゆだねることになりますが、意外に落とし穴はあります。
穴が開くほど図面を見ても気づかない盲点もあります。
着工してから慌てて変更しないように、注意できればいうことありませんね。
※タマホームで建てた私の自宅については、当ブログ内カテゴリの【マイホーム建て替え作戦】をよかったらどうぞ!
※配線、スイッチ、コンセント、エアコンの位置、室外機…注意すべき点はたくさんあり

※上棟4日目

※同上。瓦葺きが終了
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