土佐くろしお鉄道の伊尾木駅から、昨日ゴールした唐浜駅に電車で移動し、12日目がスタートした。
同じ電車で来たSさんは、荷物を安芸のホテルにデポしてきたとあって、「同行二人」の頭陀袋のみのスタイル。
今日はお寺の参拝もないので、ひたすら海岸線に沿って歩く短調なコースとなる。
天気はこの旅一番の快晴。
気温も20度近くに上がるようだ。
安芸川を渡り、安芸漁港に向かう。
漁港には「しらす食堂」という人気グルメスポットがあり、せっかくなので名物のしらす丼を食べることにした。
開店前に到着したにも関わらず、すでに10名ほどの順番待ち。
並んでまで食べた、しらす丼&かき揚げは美味だった。
今日は歩行距離も短く、時間もたっぷりあるので、何度も休憩をし、海を見ながらのんびりと歩く。
国道55号線と並走する自転車道路が遍路道となっているので、クルマの心配もなく歩くことができる。
美しい砂浜が広がる琴ケ浜では、砂浜で遊ぶ子どもたちやバーベキューを楽しむ家族を横目に歩く。
右足のマメの痛みが気になり出した頃、海岸線から離れた集落で、この旅二回目のお接待を受けた。
人の良さそうな年配の女性からコーヒーとシュークリームをご馳走になった。
女性曰く、歩き遍路の人はずいぶんと少なくなったという。
確かに、今日は私たち以外に歩きは見ていない。
また、ここまでの間にもお接待所があったが、建物は朽ち果て、内部にはゴミが散乱していた。
コロナの影響なのか、単にお遍路の数が減ったのかは分からないが、こうして歩き遍路は廃れていくのだろうか。
住民との交流ができなくなっていくのは、寂しい現実である。
途中のコンビニで食料を調達し、15時に予約していたサイクリングターミナルに到着。
二段ベッドが二台ある部屋に一人で投宿。
洗濯をし、風呂に入り、今夜は快適に過ごすことが約束されたようだ。
◼️2023年3月19日 唐浜~香南市
◼️38744歩 25.18㎞
◼️晴
◼️香南市サイクリングターミナル

※唐浜から国道55号線を歩き出す

※この旅一番の快晴となった

※「男はつらいよ第49作 寅次郎花遍路」の舞台になる予定だった高知。渥美清死去により幻の作品となった。これはその記念碑

※安芸市の古い町並みを歩く

※同上

※安芸名物のしらす丼を食べる(安芸しらす食堂 しらす丼かき揚げ付1080円)

※遍路道は自転車道路となる。先頭を歩くSさん

※振り返ると、3日かけて越えた室戸岬が見えた

※琴ケ浜の砂浜が広がった

※お遍路さん接待所があったが、内部はゴミが散乱していた

※自転車道路をのんびりと歩く

※遍路道(自転車道路)は松林のなかを行く

※太平洋の景観をどっぷりと味わった

※空中に浮かぶようなレストラン
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