以前から気になっていた秋田県立美術館に行ってきました。
ここの目玉は何といっても、藤田嗣治(レオナール・フジタ)の『秋田の行事』という大壁画です。
横幅20㍍もある壁画(油彩)がで~んと飾られている様子は、圧倒的な大迫力。
1937年(昭和12)に、藤田はこの壁画を米蔵の中で15日間で描き上げたといわれています。
ずっと見たかった絵ですが、いやはや言葉も出ませんでした。
藤田の作品を堪能して、別のフロアで開催されていた特別展『さすらいの画家 斎藤真一展』も観てきました。
斎藤は盲目の女性旅芸人といわれる越後瞽女(ごぜ)の足跡を辿りながら、瞽女たちの喜びや孤独、哀愁を描き続けたことで知られています。
瞽女ばかりではなく、作品の幅は広く、独特な世界観をもった画家です。
誰もが一度は目にしたことがある絵ではないでしょうか。
斎藤真一の絵は、水上勉や岩井志摩子の小説の表紙絵にもなっていたので、以前から存在は知っていましたが、いやはや生で見ると、そのタッチに圧倒されました。
藤田嗣治と斎藤真一、日本を代表する画家の作品を目の当たりに観れて、幸せな一日になりました。



※『斎藤真一展』 秋田県立美術館
メインサイト「
琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★
↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪


- 関連記事
-
スポンサーサイト