『A Killing Frost』…日本版では『フロスト始末』(上下巻 創元推理文庫)を読みました。
フロスト警部シリーズの6作目であり、R..Dウィングフィールドの遺作である。
今更ですが、イギリスの警察小説の金字塔であり、自分にとっても最高峰と言っていいぐらいの海外ミステリです。
前作『冬のフロスト』が2014年に上梓されたとき、遺作の『A Killing Frost』の翻訳は2020年以降になるという下馬評でしたが、うれしいことに3年後の2017年、待ちに待った翻訳です。
嬉しかったですね。
一行一行を舐めるように、慈しむようにページをめくりました。
遺作となった今作はシリーズの中でも最高傑作だと思いますね。
このシリーズをもう読むことができないと思うと、思いっきり寂しくもありますが、私の心の中にはフロスト警部がずっと生き続けていく気がします。
猥雑で下品、それでいて優しくて、どこか哀愁が漂うおっさん。
そしてめちゃくちゃ忙しく、眠ることさえ許されない仕事師。
こんな魅力的なキャラは二度と現れないと思います。
さらば、フロスト警部!!


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