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日本縦断徒歩の旅【東日本編30】鷹巣~大館~白沢

旅に出て7日目。
恐れていたマメができてしまった。
更に右足のふくらはぎに痛みが出てしまい、湿布を貼って、ロキソニンを飲んで出発した。

マメについては皮膚が固くならなければ痛みは消えない。
靴を変えても靴下をあれこれ悩んでも、これまでの経験ではマメのリスクはそんなに変わらない。
長距離の歩き旅にはマメはつきもの。
毎日恒例となる水疱の処理とテーピングが面倒だが、しばらくの我慢だ。

今日は午前中は気温も25度前後で歩きやすかったが、午後を回ると31度になり、いつものように汗まみれの歩きとなった。

鷹巣の市街地を抜け国道7号線を進むが、交通量が多い国道は排気ガスと騒音で、できれば長くは歩きたくない。
脇道があれば積極的に迂回、道草をしていく。
JR早口駅前の道には、一様にシャッターが下りた古い商店が連なり、誰も歩いていないし、猫も横切らない静かな昼下がりがあった。

大館の市街地に入ると、さすがに忠犬ハチ公の街。
町起こしだろうか、ハチ公のモニュメントがそこかしこにあった。
マニアなら写真に収める遊びも楽しいだろう。
駅前の有名なハチ公像はもちろんのこと、商店の看板や橋の欄干、歩道のタイルにまでハチ公のデザインが溢れていた。

そうそう、ハチ公の生家という案内板もあった。
生家つながりでついでに書き留めておくと、国道7号線沿いには小林多喜二の生誕の地もあった。
多喜二は治安維持法の犠牲となって獄死したプロレタリア作家である。
高校生の頃、『蟹工船』を始めとする作品を夢中になって読んだ。

東北地方には太宰治や宮沢賢治、石川啄木、三浦哲郎等有名作家がたくさん出ている。
雪深い土地ならではの環境と創作活動の関連性があるのかもしれない。

今日のゴールは大館から国道7号線を7キロ北上したJR白沢駅となった。
そこからバスで大館駅まで戻り、駅前のホテルに投宿した。

明日はいよいよ青森県に突入だ。

■2020年9月11日 秋田県北秋田市~大館市 42553歩 27.56キロ
■ホテルルートイン大館南
■雲りのち晴れ

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※道の駅鷹巣には足湯もあった

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※青森が近づいてきた

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※秋の風景でしょうか。

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※早口駅前の道を歩く。誰にも会わなかった

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※大入とは…無人販売の野菜

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※雑草に埋もれた廃墟があった。

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※小林多喜二の生誕の地。チャップリンのほうが目立っている。

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※本日の昼ごはん

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※大館は忠犬ハチ公の街

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※国道7号線を白沢地区に向かうと、湿原を見ることができた。

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※今日のゴール、白沢駅


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