読み切るのがもったいない本にはそうそう出逢えない。
ウィングフィールドの「フロスト警部シリーズ」は、僕にとってはまさにそれ。至福の本。
前作が出たのが2001年だから、実に7年も待たされたわけだ。
シリーズ4作目のこの作品も、これまで以上にパワーアップして、上下巻900ページ超の大作である。
これを吊革読書で2週間かけて読み切った。
海外ミステリファンの僕としては、今のところ一押しシリーズ作品だが、未読の方はぜひ1作目の「クリスマスのフロスト」から読んで欲しい。
パワフルで、下品で、やさしくて、人情味があって…そして哀愁が漂うフロスト警部。
猛烈に忙しい主人公の魅力に、どっぷりとはまるはずだ。
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わたしは発売日に買って、まだ読んでないです。
このシリーズもあと2冊かと思うと、寂しいですね。
ちなみに私にとってこの小説は警察小説である以上に多忙小説。
複数の仕事が錯綜して悲鳴を上げている時期だったので、フロスト警部の境遇が他人事とは思えませんでしたよ、ええ。
児斗玉文章さん、こんばんは~
今回の作品は、シリーズの中でも一番の出来栄えだと思います。
おっしゃるとおり、あと2作品で終わりですね。早く読みたい気持ちと、じっくり待ちたい気持ちが交錯します。
光文社文庫から「夜明けのフロスト」という短編が出ているようですが、本屋で探しても見つかりません。
ネットで買おうと思います。
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