久しぶりにカミさんと映画に行った。
今月50才になったので、夫婦割引という特典で一人1000円で観れるのだ。
これまで一人1800円を払ってきたんで、二人で2000円というのは素直にうれしい。
(これからじゃんじゃん、好きな映画観れるわい)…と思いながら、映画館へ。
チケットを買い、カミさんは大好きな福山雅治主演の「容疑者Xの献身」、僕はずっと気になっていた「おくりびと」(滝田洋二郎監督)に。(夫婦別々なのがヘン!?)
本木雅弘の演技も良かったが、無駄をはぶいた構成、そして音楽と、素晴らしい作品だった。
納棺師という特殊な職業の、見方によっては重いテーマだったが、誰にも避けられない死ということに対して、改めて考えさせられた。
涙、涙で見終わった後には、自分なりの死生観が変わっていくような、ちょっとした爽快感を得た。
ずっと以前に納棺師を描いたノンフィクションで、青木新門著「納棺夫日記」(文春文庫)を読んだが、もう一度手にとってみたくなった。
「おくりびと」 滝田洋二郎監督 2008 日本 SCR ☆☆☆☆☆
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わたしも前に見ましたよ。
静謐で気高い映画でしたね。
かと思えばコミカルな部分もあって、
「あの人みたいな仕事をして償うか?」のシーンでは、後ろの観客から
「いや~!」の声が(笑)。
何にせよ圧倒される映画だと思います。
児斗玉文章さん、
おっしゃるとおり、「あの人みたいな仕事をして償うか?」のシーン、僕もどきっとしました。
そこまでやるか!という感じ。
差別や偏見、パワハラは一向になくならない社会ですが、こうした映画が一石を投じてくれれば、少しは世の中も変わるものと信じたいです。
マンガよんですごくよかったから映画みたいと思っていたんですよね。でも、日々に忙殺されてちょっとDVD待ちな気分になっていたんですが俄然映画館で見たくなりました。
「あの人みたいな仕事をして償うか?」まんがでもインパクトのある言葉でこの一言が田舎の風土、職業への差別、人間の貴賤まで問うているようで忘れられない言葉でした。
うなみさん、
ぜひ観にいってください。
この映画がヒットして、葬祭関係の仕事が人気が出ていると聞きました。
信念を持ってする仕事には、差別はないですよね。
この映画が、偏見を持った人々の認識が少しでも改まっていく投げかけになるといいです。
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