自宅の近くにある酒蔵で、新酒ができたことを祝う催しがあった。
「三千盛酒造」という蔵だが、けっこう歴史もあって岐阜県では有名な蔵元らしい。
蔵の中では利き酒やコンサートもやっていた。
地元の人たちばかりでなく、バスツアーの客などでごった返していた。
僕ら夫婦が行ったときにはすでに酒蔵見学は終了となっていたが、
これが目的だっただけに諦めきれず、こっそり最終組の見学ツアーの中に紛れ込んだ(笑)。
蔵の中は想像とまったく違って、ほとんど機械化されていた。
杜氏や出稼ぎの蔵人も今は使っていないという。
では、どうやって酒の味を決めるのか、という質問に対し、
説明されていた方は、「社員で全部やっています」(笑)。
最近、「夏子の酒」(尾瀬あきら)というコミックを読んでいただけに、これには唖然。
大きな蔵では当たり前なんだろうか。
見学者は10名くらいいたが、中にはへべれけ状態の人もいて、
「事故米を使っているんか」と、しつこく何度も質問していた。
その酔っ払い、あまりにもうるさいので、つまみだしてやろうかと思っていると、
奥さんらしき女性が
「おめぇが事故米なんだよ!」と、すかさず噛み付いたのには驚いた。
いやはや、とんだ夫婦喧嘩まで見学するツアーになってしまった(笑)。
さて、自宅に戻ってから、購入した新酒を早速飲んでみた。
「しぼりたて純米大吟醸」(720ml、1400円 限定品)は、フルーティな風味とぴりっと辛口が利いた
滑らかな味わいだった。
うーん、病み付きになりそうな予感。



(株)三千盛
507-901 岐阜県多治見市笠原町2919
Tel(0572)43-3181
Fax(0572)43-3183
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