毎日楽しみに見ている番組が、NHKの『火野正平こころ旅』。
視聴者からの心の風景を書いた手紙をもとに、日本各地を自転車で訪ねる旅番組。
火野正平の飾り気がない自然体と、ほのぼのとした緩さが心地よい。
その番組で取り上げられたのが岐阜県美濃市の風景。
うだつが上がる古い町並みや旧名鉄美濃駅、長良川の上有知湊にある江戸時代に建造された灯台が映し出されていた。
美濃市はホーロー看板を探す旅で何度か訪ねていたが、カミさんはまだ行ったことないらしい。
クルマで自宅からわずか1.5時間の近さなのに、これこそ“灯台下暗し”である。
でもって、放映の翌日、美濃市へと向かうことにした。
最初に訪ねたのが、長良川鉄道美濃駅から徒歩3分の場所にある、旧名鉄美濃駅。
名鉄美濃町線の駅で明治末期の1911年に開通し新関駅と結んでいたが、1999年4月に廃駅となった。
駅舎とプラットホーム及び線路が登録有形文化財として保存されており、ホームにはモ510形512号、モ600形601号、モ590形593号、モ870形876号(この車両のみカットボディ)が静態保存されている。
駅舎の横の駐車スペースにクルマを止め、じっくりと見学。
改札口にはこの町の出身である野口五郎のポスターやグッズが展示されていた。
駅前広場には野口五郎のヒット曲『私鉄沿線』の石碑もあって、ひょっとしたらこの駅がモデルなのかと思ったりもした。
♪改札口で君のこと、いつも待ったものでした~
電車の中から降りてくる
君を探すのが、好きでした~♪
…確かにこれは名曲。
ソラで歌えるのが、怖い(笑)。
駅舎といい、ホームといい、レトロな電車といい、鉄道マニアには聖地のようなうれしいスポットである。
先を急ぎたいカミさんを制して、思う存分に写真を撮りまくる私であった。









※岐阜県美濃市。旧名鉄美濃駅。
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