久しぶりに原作を読んで映画を観るパターンを実行。
垣谷美雨著『老後の資金がありません』。
このところシリアスなノンフィクション系の本ばかり読んでいたので、軽いタッチのこうした小説は息抜きにちょうど良かった。
以下、感想です。
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コミカルだが、笑えない。
定年を迎え年金生活に突入する私にとっては他人ごとではないのだ。
年寄りにやさしくない今の社会、老後不安がカネと直結するのはやるせないが、これが現実だからしょうがない。
カネがなければ生きていくのもままならぬ。
娘の結婚や親の介護、失業、年金詐欺など、この作品ではカネに翻弄されながらもおいそれとは壊れない主人公と家族の絆を描いているのが救いだ。
葬儀にかかるリアルな試算には、見栄を捨てることと、カネをかけない家族葬にすることを改めて学習できたことに感謝。老いた父にもう一度話しておこう。

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本を読んでから封切ったばかりの天海祐希主演の同名映画を観てきました。
ストーリーは脱線し、ドタバタ劇。
正直なところ、原作が面白かっただけにちょっと残念。
救いは天海祐希と松重豊のやりとり。
良い夫婦を演じていましたね。

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