都内で4日間ホーロー看板探しを楽しんだ後、5月14日に日本橋を出発し、東海道を西に向かうことにした。
今回は5月17日に持病の定期検診が控えているため、わずか2日の短い日程だが、行けるところまで歩くことにする。
6月末の北海道徒歩の旅に向けたトレーニングの意味合いも含んだ旅である。
前夜から降り続く強い雨が収まるのを待って、日本橋馬喰町のホテルを出発。
1.5㎞歩いて昨年10月に中山道の旅でゴールした日本橋に立つ。
前回の旅では麒麟像には触れたが、最後の最後に五街道の起点となる『日本国道路元標』のプレートを踏み忘れるというへまをやったので、今回は橋の真下、道路の真ん中に埋め込まれている元標を、クルマがいないのを見計らって踏んだ。
降りしきる雨の中、8時25分に日本橋をスタート。
京橋から銀座通りはビル風にあおられた雨が全身をずぶ濡れにした。
江戸歌舞伎発祥の地や銀座の柳の碑など、これまで何度も銀座を歩いているにも関わらず、関心がなかったのか気づかなかった名勝を見ながら歩く。
それにしても雨が強い。
ゴアテックスの雨具を着ていても、まるで梅雨時のようにムレるし、ちんけな折りたたみ傘も風にへし曲げられて役に立たない。
泉岳寺を過ぎ品川駅が見えてきた頃、ようやく雨が上がり、JR東海道線と京浜東北線を跨ぎ坂道を下り、品川宿に入った。
品川宿は大井町まで続くので規模もそれなりに大きいが、商店街が続くばかりで古い建物もなく見どころは少ない。
本陣跡や大仏がある寺の境内を覗き見しながらぶらぶらと歩いた。
線香の煙がたなびく鈴ヶ森の刑場跡を過ぎると国道15号に合流し、そこから先は多摩川を渡るまではひたすら国道歩きとなった。
途中の中華料理店で昼食。
野菜炒め定食を食べるがこれがめっぽう美味かった。
味は店の外見じゃないとつくづく実感。
多摩川を渡り神奈川県に入ると、日差しも強くなってきた。
川崎宿でホーロー看板を撮影するために往復3㎞を道草し東海道に戻り、芭蕉の句碑や市場の一里塚を通過。
コンビニに立ち寄りコーヒーを飲みながら、さて本日の宿をどうしようかとスマホで検索するが、なんと目的地の横浜はおろか鶴見、川崎も含めて宿がまったくヒットしない。
あっても一泊2万円超え。
調べてみると、この日は横浜スタジアムでベイスターズの試合があり、どこのホテルも満室のようだった。
まったくそれに気づかず、宿は当日予約でなんとかなると思っていたのが浅はかだった。
今更東京に戻って泊まるのも癪に障るので、今回は14時に鶴見で中断し、帰宅することにした。
意気揚々と歩き始めた東海道だが、わずか一日25㎞の旅で終わってしまった。
野宿する根性もないし、まぁ、こうしたアクシデントも仕方がない。
JR鶴見駅から東神奈川で乗り換え、新横浜までは横浜スタジアムへ行く乗客で身動きが取れないほどごった返した車両に辟易した。
崎陽軒のシウマイ弁当をお土産に新横浜から新幹線で帰宅。
東京で80㎞、東海道で25㎞歩いた5日間の旅だったが、小さなマメができたくらいで体調は良好、まずまずのトレーニングになったと思う。
次回は、鶴見からのリベンジをできるだけ早い段階で実行に移したくなった。
◼️2022年5月14日 東京都中央区日本橋~神奈川県横浜市鶴見
◼️38871歩 25.26㎞
◼️雨のち曇り

※『日本国道路元標』のプレートを踏む

※降りしきる雨の中、日本橋をスタート

※同上

※銀座一丁目入口にある江戸歌舞伎発祥の地

※銀座三越のライオン像もコロナには勝てない

※銀座の中心部も雨なので人出も少ないようだ

※品川宿に入った

※品川宿本陣

※品川宿海晏寺の大仏

※野菜炒め定食を食す 700円

※多摩川を渡った

※12時30分、県境を越え神奈川県に入った。

※川崎宿の外れにある芭蕉の句碑

※市場の一里塚跡

※鶴見川を渡り、JR鶴見駅で旅の中断となった
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東海道も私と逆コースですね!
応援してます、頑張ってください。
コメントありがとうございます!
東海道歩き旅といいながら、わずか一日でリタイヤしてしまった体たらくです(笑)。
まかみしさんの五街道踏破には遠く及びません。
お互い頑張りましょう。
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