瀬戸内海に面した街、日生(ひなせ)はカキの養殖が有名で、なかでもご当地グルメとして人気があるカキオコは町起こしの起爆剤となるくらい日生の名物になっている。
日生は過去にも訪れたことがあるが、その時はカキオコを食べることができず、以来ずっと気になっていた。
国道から脇道の集落に入ると、カキオコののぼりを立てた店がいたるところにあったが、できるだけこじんまりとした、できればオバチャンが一人で切り盛りしている店を探す。
狙い通りの店を発見し、店に飛び込んだことはいいが、オバチャン曰く、
「カキオコは今の時期、やってないよ」
…という、つれない返事。
そうなんだ、今はカキの時期じゃないのか…。
まったく無知であった。
カキは冬の食い物なのだ。
しかし、どうしてもカキオコを諦めきれず、続いて暖簾をくぐった店『泉富久』(せんぷく)さんで「冷凍のカキになるけど、できますよ」という嬉しい返答を得て、ようやくありつくことができた。
鉄板にかぶりつきで座る私の目の前で、おばちゃんが焼いてくれたカキオコ(1000円)の美味さ。
日本縦断徒歩の旅での忘れられない味となった。
冷凍カキでも十分に旨かったカキオコだが、1月から2月にかけてが一番美味しくなるということだった。
※訪問日 2020年10月7日





※『泉富久』岡山県備前市日生町日生890 不定休
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