2024 02123456789101112131415161718192021222324252627282930312024 04

1月の読書

寒い、寒いと嘆きながら、
何もせず、ゴロゴロと過ごした1月、読んだ本の数が20冊超え。
久しぶりに読書にどっぷりとはまることができました。

集中的に読んだ三五館シンシャの仕事シリーズは、市井に生きる人々のけなげな仕事ぶりを、哀愁をおひたタッチで淡々と描いており、目の付け所に感心。
この出版社は社長兼編集者が一人で立ち上げて出版しており、『交通誘導員ヨレヨレ日記』がベストセラーとなり、人気シリーズとなっている。

今月からは、本棚に眠っている大量の積読本を崩そうと思っています。
むこう3年分くらいは、本を買わなくても、図書館で借りなくても良いくらいの分量があります。

と言いながらも、気になる本があると、ついつい飛びついちゃいますがね。

1月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:5155
ナイス数:932

中国・ロシアに侵される日本領土中国・ロシアに侵される日本領土感想
本書でルポされた尖閣諸島、北方四島、竹島、沖ノ鳥島の位置を正確に言える日本人はどれくらいいるだろうか?
おそらくほんの一握りさえいないかもしれない。
著者は、平和に慣れ過ぎた日本人には「領土」と「国境」に対する意識が低いと指摘する。教育によって“ショー・ザ・フラッグ”が徹底された中国、ロシア、韓国は実効支配による領土の占領を正当化し、それを何もできないまま指をくわえて見ている我が国の現状がある。
防衛予算を増大したところで、占領された領土を取り戻し、守ることは平和ボケした弱腰外交では期待できそうもない。
そんな今だからこそ、脅かされている「領土」と「国境」への理解を深める意識改革の必要性を感じる。
かつて、鰹節加工で栄えた尖閣諸島は、今では上陸もできない無人島となっているが、毎日のように中国船舶の領海侵入が起こっているのは周知の事実。
今では報道もされていないし、このまま上陸されて中国国旗を掲げられてからではすでに遅しだ。
ロシアのウクライナ侵入を目の当たりに観ているからそこ、領土問題を正確に知り、後世に残さないように解決すべく努力が必要だと痛感した。
本書は、そんな当たり前のことを教えてくれたと思う。
読了日:01月29日 著者:山本 皓一

サンカの真実 三角寛の虚構 (文春新書)サンカの真実 三角寛の虚構 (文春新書)感想
普通社会とは全く異質の慣習、信仰、独特の文字と掟、隠語を使う秘密結社のような集団…三角寛が作り上げたサンカ像である。
三角の著作からサンカを知った私は、礫川全次氏や本作品の著者の本を読まなければ、そのまま信じていたはずだ。
活字の力はつくづく怖いと思う。
虚構に塗り固められた誤った事実を、百科事典に記載されるほど、後世にまで影響を与えた三角の罪(あえて、言う)は限りなく重い。
無籍、無宿、文盲の山の漂流民・サンカは、かつての我が国に間違いなく存在していたが、今ではその影を追うことすらできない。
名誉欲に駆られ、虚構の世界に棲んだ三角の生きざまは、同情の余地がないほど哀れである。
「神の手」と呼ばれた旧石器捏造のFにしかり、人間のもつ欲はあまりにも深い。
読了日:01月28日 著者:筒井 功

老いも死も、初めてだから面白い (祥伝社新書)老いも死も、初めてだから面白い (祥伝社新書)感想
本日付の朝刊で、著名人との交流秘話を収録した『孤独という生き方』という本を上梓したことを知った。
86才になる著者は「老い」をテーマにした作品が目立つようになったが、仕事への意欲は益々旺盛である。死をもって“人生の締め切り”と比喩する表現も粋な言葉。
想い出話の新刊は、締め切りに向かう人生のラストステージなのだろうか。
本書も“老い”を美化するフレーズが多く、それが素直に共感できず、鼻につく。
「老い」とは、いやなものではなく、若い時にはない、味わい深いものなのだろうか?
私にはまだ、そこまでの境地に至られない。
読了日:01月27日 著者:下重 暁子

アラフォーウーバーイーツ配達員ヘロヘロ日記アラフォーウーバーイーツ配達員ヘロヘロ日記感想
柳の下のドジョウを狙ったか、出版社が違うとこうなるのか。
悲喜こもごもとした仕事ぶりを哀切を交えた人生模様として感動的に描く、三五シンシャのシリーズを読み慣れているので、装丁や編集、イラスト、どれもノリが軽くて薄っぺらい。
ウーバーイーツのシステムや配達での出来事などはフリーライターだけあって文章は読みやすく面白いが、片手間、副業、メタボ対策といった仕事を始めた動機も軽いだけに、生活への切迫感はない。
執筆のネタが目的なのだから仕方がないか。ウーバーイーツは大都市圏だからそこ成り立つ商売。改めて確認した。
読了日:01月27日 著者:渡辺 雅史

タクシードライバーぐるぐる日記――朝7時から都内を周回中、営収5万円まで帰庫できませんタクシードライバーぐるぐる日記――朝7時から都内を周回中、営収5万円まで帰庫できません感想
大きな事故もなく15年勤め上げた仕事ぶりに、アッパレ!をあげたい。
かつて、横山やすしが“かごかき雲助”と卑下した、タクシードライバーのイメージはまだあるのだろうか?今は大卒の新卒者の入社も多くなっているというから、業界全体の努力もあってのことだろう。
本書を読むとタクシードライバーになるための試験やルール、なってからの仕事の厳しさが良く理解できた。常にお客様の目線に立った接客を心がけ、ストィックに日々の仕事をこなしてきた著者の真面目さが目に浮かんだ。
文章も読みやすく、知らない世界の話にぐいぐい引き込まれた。
読了日:01月26日 著者:内田正治

出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記感想
読み続けていた海外ミステリシリーズで、翻訳者が代わったときは、明らかに文章のトーンが変化したのを感じた。
しかし、慣れてしまうとそれも気にならなくなったので、私の中では位置づけは高くない。
翻訳者を見て本を買うこともないが、それでも素晴らしい訳に出会うと、その力量に素直に感心する。
それほどクオリティが高い職業だというのに、専任で食べていける人がわずかというのは、出版業界のブラックさによるのか。
翻訳の楽しさ、苦しさよりも、多くを割いている出版社との印税を巡るいざこざや、裁判沙汰の下りが、読むに堪えなかった。

読了日:01月23日 著者:宮崎 伸治

恐竜まみれ :発掘現場は今日も命がけ恐竜まみれ :発掘現場は今日も命がけ感想
中学~大学時代、化石採集に夢中になり、全国のフィールドを駆け回った。
本書にも出てくる福井県でアンモナイトを探し、でかいハンマーを担いで北海道の沢を遡った。
いつの日にか恐竜化石に出会えることを夢見ていた。もう40年以上前の私の体験だ。
日本の恐竜研究の第一人者である著者の原点も福井のアンモナイトであったことを知り、得も言われぬ親近感を持って読むことができた。
ほんの数ミリの骨片がむかわ竜の全身骨格発見につながる記述など、ワクワク感が止まらないし、冒頭のアラスカでのグリズリーとの遭遇やゴビ砂漠での嵐、自然との闘いの中での発掘は上質な冒険譚を読むように酔いしれた。
研究者になるという少年の頃の夢を実現し、発掘現場で汗まみれになりながら地道な研究の積み重ねをいとわない、初志貫徹する姿に輝きをみることができた。
化石採集や発掘調査の未経験者でも心の躍動を覚えることができる一冊と思う。
読了日:01月22日 著者:小林 快次

コールセンターもしもし日記コールセンターもしもし日記感想
「暴言、恫喝と、テンション上がりまくって狂暴になっていく相手に、この仕事がほとほと嫌になる」サラリーマン時代、お客様相談窓口をしていた同僚の言葉だ。
顔が見えない電話だからこそ、そうした因子を持った人は本性をむき出しにする。
言葉の暴力は、いつまでも心の奥底に刻み込まれ、決して忘れることがない。
本書で取り上げている出来事の多くが、コールセンターでのクレームやトラブルの応対。楽しい記述はみじんもない。
心の病気が再発しないのが不思議なくらいだ。派遣社員という境遇も辛いが、忍耐を強いる仕事環境に問題がありそうだ。
読了日:01月19日 著者:吉川 徹

女流作家女流作家感想
ブックオフの棚にずらりと並ぶ西村京太郎の作品。対して、山村美紗は一冊も見当たらない。
かつてミステリーの女王と呼ばれてもすでに忘れ去られた作家である。
花房観音『京都に女王と呼ばれた作家がいた』を読まなかったら、おそらく手にすることもなかった二人の作品だ。
好奇心に駆られた野次馬根性でこうして手に取っている。
先に読んだ『華の棺』より遡ること5年前に書かれた本書の内容は似通っているが、全編を通して矢木=著者の、夏子=美紗への恋慕が未練がましく綴られている。
夏子をめぐる松木=松本清張への嫉妬も含めて、そこには好きな女に振り回される頼りなく、情けない男の滑稽さが見て取れる。
矢木のキャラをあえてこうしたのは計算づくだろうか。そうでなければ、思いっきりズレている。
「山村美紗さんに本書を捧げる」と記し、口絵に二人で旅した沖縄での32才の美紗の写真を載せ、それに合わせた文中での不倫描写。この、意味ありげな演出をする神経も、下衆の私にはお笑いにしかならない。
まだ書き足らなかったのか。『華の棺』で彼女への未練は昇華したのだろうか。
読了日:01月17日 著者:西村 京太郎

交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます感想
この仕事、自分にできるだろうか?…その都度、我が身に当てはめてシリーズを読んでいる。
結論から言って、どの仕事もできそうもない。
交通誘導員についていえば、3K職場という理由以上に、コミュニケーション能力や判断力の必要性、ひいては人の命を守るという重責には、とてもじゃないが自信がない。
リタイヤして2年、いまだに何もせずにのんびりと暮らす軟弱者には、言うに及ばずだろう。
昨年、中山道の歩き旅で、交通量が多い歩道もない片交の現場で先に進めず躊躇したことがあった。私より年配の誘導員が、対向車を止めて、100メートル先の工事終了区間まで誘導して一緒に歩いてくれた。まさに地獄に仏だった。
知らない世界の仕事の厳しさを、ありのままにその日常を記した著者の筆力にも感嘆したが、どこか険がある奥さんの言葉にもひるまず、聞き流してしまう熟年夫婦の危うい関係にもハラハラしてしまった。
読了日:01月16日 著者:柏耕一

蟻地獄/枯野の宿 (新潮文庫 つ 16-5)蟻地獄/枯野の宿 (新潮文庫 つ 16-5)感想
1958年~66年までの初期作品は、貸本で少年たちに人気があった宇宙や時代劇モノが並ぶ。
絵のタッチも白戸三平や手塚治虫に似通っており、かなり影響を受けていたようだ。
しかし70年代になり一転してタッチは変わり、哀愁と寂寥感が漂うシュールな絵になっている。
この頃から自分のスタイルを確立したのだろうか。
旅館の女中との逢瀬を描いた73年に発表された『懐かしいひと』は、74年の『義男の青春』の続編にあたるが、面白いのは『懐かしいひと』のほうが先に出されていること。これも計算づくか。
だとしたら、やはり只者ではない。
読了日:01月15日 著者:つげ 義春

乙女の読書道乙女の読書道感想
本の雑誌の連載も読んでいたが、こうして一冊にまとまると、SF愛にかける偏読ぶりに改めて驚く。
キノコや人体デッサンの本も挟まれているので、この辺りは偏りを意識してか。
そして、父の作品をちゃっかりと紹介するのも忘れない。父親想いが垣間見れる。
紹介されている作品の中で読んだのは『女盗賊プーラン』のみ。ジャンルの傾向はまったく違えど、紙の本を愛する熱量は大いに共感した。
巻末の池澤夏樹との父娘対談がまた良い。同じく、娘を持つ身なので、本の話題で盛り上がる関係が実に羨ましく思う。
これこそ活字中毒冥利に尽きよう。
読了日:01月14日 著者:池澤 春菜

華の棺華の棺感想
花房観音『京都に女王と呼ばれた作家がいた』を読み、好奇心に駆られて手に取った。
西村京太郎は初読みだが、昭和の残り香を感じる雰囲気はまだしも、緻密さを感じない粗削りの文章と句点だらけのぶつ切り文体に辟易。
著者の作風はこうなのかと、まずは思った。
夏子=山村美紗を取り巻く登場人物や作品名も察しがつき、これまでのイメージが変わってしまいそうで、良い気持ちはしない。
古代史論争を繰り広げた松本清張と高木彬光。清張の『日本の黒い霧』や『清張通史』、高木彬光『邪馬台国の秘密』。
かつて夢中で読んだことを思い出す。そして山村美紗の『小説長谷川一夫』。
歿後10年経ち、小説の名を借りてここまで晒したのは何故だろうか。それは同志としての使命感なのだろうか。
矢木の名を借りて屈折した心中を吐露するのは、未練がましい愛情表現とも感じる。
何より、美紗の夫である巍氏の存在を離婚の一言で消してしまったことが、鼻持ちならない。
古代史論争の部分も冗長だし、男を手玉に取る夏子の態度とその裏側にある心情が今一つ伝わらず、死をもって強引に幕引きさせたような後味の悪さを感じる作品だった。
読了日:01月13日 著者:西村 京太郎

メーター検針員テゲテゲ日記――1件40円、本日250件、10年勤めてクビになりましたメーター検針員テゲテゲ日記――1件40円、本日250件、10年勤めてクビになりました感想
このシリーズ、手に取ったのは6作目。著者はいずれも執筆経験者で、本作品も作家希望の人。
どんな内容にせよ、自分の本を出せたという夢が叶ってまずは良かったと思う。
メーター検針員の仕事は傍から見たらラクそうに見えたが、そこは野外を相手の仕事。これでもか!と辛い現場の経験が綴られていく。
人と接する仕事だけに、独居老人の寂しい実態も書いているが、虐待された犬のことまで触れるあたりは、観察眼もあり、単なる仕事のルポのみで終わっていないところに好感が持てた。
「慎ましい生活で十分」という著者の生きざまにも大いに共感した。
読了日:01月11日 著者:川島 徹

派遣添乗員ヘトヘト日記――当年66歳、本日も“日雇い派遣"で旅に出ます派遣添乗員ヘトヘト日記――当年66歳、本日も“日雇い派遣"で旅に出ます感想
これまでの人生で、ツアーや社員旅行で添乗員と何度も接しているはずなのに、彼らの印象が残っていないのはなぜだろう?
これを読むと、その意味が少し理解できた気がする。
著者曰く究極のサービス業というだけあって、黒子に徹して、無事にツアーを終了させてこそ当たり前。できなければ仕事の真価が問われるということだ。
個性よりもマネジメント能力がすべて。印象が残らなかったということは、裏を返せば、彼らはよい仕事をしたということだろう。
いかんせん、クレームの矛先は添乗員に向いてしまう。
因果な商売だが、それがサービス業である。
読了日:01月09日 著者:梅村達

京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男感想
山村美紗と西村京太郎、そして美紗の夫である巍氏の不可思議な関係が知りたくて手に取った。
単なる覗き見趣味の何物でもないが、年間15作も書き、何本もの連載を持ち、一日20時間も一心不乱に机に向かう作家としての山村美紗の執念に圧倒され、下世話な男女関係などどうでもよくなってしまった。
「賞なし作家」のコンプレックスを隠し、売れる作品の量産化にこだわり、時流に乗ったことで人気作家になっていく山村美紗の心情も分からぬではない。
山村美紗の代表作、名作といわれる作品はあるのだろうか。西村京太郎も含めて、私は一冊も読んだことがない。
著者が文壇のタブーに挑戦し、ノンフィクションとして本書を上梓したことは評価に値する。
生前の西村京太郎に取材できれば、より内容に深みが増したと思うが、全員が物故した今、真実はすべて闇の中である。
読了日:01月07日 著者:花房 観音

非正規介護職員ヨボヨボ日記――当年60歳、排泄も入浴もお世話させていただきます非正規介護職員ヨボヨボ日記――当年60歳、排泄も入浴もお世話させていただきます感想
このシリーズを手に取るのは四作目。感心するのは書き手の文章の巧さ。
この作品の真山氏も、小説部門で地方の文学賞を獲ったというだけあって、筆力はなかなかのもの。
入居者同士の自慢話を描いた項は、まるで漫才を見ているようで思わず笑ってしまう。
介護が暗く過酷な現場と思ってしまう先入観を払拭するのは大変だが、あえて明るく描いた著者のねらいを見た気がする。
社会福祉を学んでもその職に就くことなくリタイヤした私には、福祉を語る資格は毛頭ないが、ここで働く人々に処遇改善ともっと光を与えなければ、文明国家とはいえないだろう。
読了日:01月05日 著者:真山 剛

ケアマネジャーはらはら日記ケアマネジャーはらはら日記感想
70才近くになっても働く意欲を失わない、この人のバイタリティーに脱帽。
仕事の苛烈さは想像通りだが、それ以上に職場の人間関係の煩わしさに読み手として感情移入した。
パワハラはどんな現場でも起こりうるが、コイツはいただけない。
最後通牒ともいえる証拠メモを突き付ける場面は痛快。まさに遠山の金さんのようですっきりした。
嫌な職場に居続けることほど辛いことはないのだからこれでいい。
内容はケアマネの仕事云々よりも、よくある半生記のような気がしないでもない。
福祉現場の現実か、これで年収450万はまったく見合わない。
読了日:01月05日 著者:岸山真理子

マンション管理員オロオロ日記――当年72歳、夫婦で住み込み、24時間苦情承りますマンション管理員オロオロ日記――当年72歳、夫婦で住み込み、24時間苦情承ります感想
定年後の職探しでハローワークで紹介されたのが、この仕事。先にリタイヤした先輩たちもやっているし、イメージとしては、年寄りにピッタリの楽な仕事と思っていたが、これを読んで、自分には無理だと痛感。
気が短い人には向かない仕事のようだ。
それにしても、管理人を下僕のように扱う住人たちの高慢チキさ。無理難題のクレーム。読んでいて腹が立ってくる。
年寄りにストレスは禁物だが、この状況下で、仕事への喜びを魅いだせるというのか。
最後の一文に、充実感とやりがいがあったと書かれていることに救われた。
このご夫婦を、素直に尊敬。
読了日:01月05日 著者:南野 苑生

潜入・ゴミ屋敷-孤立社会が生む新しい病 (中公新書ラクレ, 733)潜入・ゴミ屋敷-孤立社会が生む新しい病 (中公新書ラクレ, 733)感想
先に、村田らむ著『ゴミ屋敷奮闘記』を読んだので、潜入ルポというパターンには新鮮味がなかった。
村田氏のルポに登場するのは、ゴミ屋敷の住人自らが金を払って掃除をしてもらうという、往々にして身辺に“だらしがない”人のルポ。
反面、本書に出てくるのは、『ためこみ症』という病気によりゴミ屋敷となり、ひいては死に至ってしまうという事実。
その背景には孤立社会と呼んでもいい、我が国の病んでいる構造が影響しているように思えるが、つきつめれば、孤立する人それぞれの理由が大きい。
すべてを社会のせいにするには無理があると思えた。
読了日:01月05日 著者:笹井 恵里子

老人をなめるな (幻冬舎新書 667)老人をなめるな (幻冬舎新書 667)感想
今年、前期高齢者の仲間入りをする私としては、どうにも気になって、老後に関するこの手の本をつまんでいる。
著者の作品は好きなので欠かさず読んできたが、最近の傾向としては、いかにも高齢者の代表のように主張したり、反面、年寄りが虐げられているような卑屈感が漂う記述が鼻につくようになってきた。そろそろ著者の本ともお別れか。
ただ、「親の介護を子供がして当然、ではない」は賛同。
国の福祉行政に関わるこの問題。少子化問題を含めて、おそまつ過ぎる施策の現状を一刻も早く改善しなければ、“一億総介護国家”となってしまうだろう。
読了日:01月05日 著者:下重暁子


読書メーター


メインサイト『琺瑯看板探検隊が行く』もどうぞご覧ください★

↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪ 
にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 定年オヤジへ


PVアクセスランキング にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト



[ 2023/02/04 ] ▼読書 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
https://tsuchinoko2006.blog.fc2.com/tb.php/2859-432db0c7