昨夜はWBCの中継を見ながらいつのまにか眠ってしまった。
四国に入ってからの睡眠不足を取り戻すような爆睡ができた。
朝8時前に出発。
JR牟岐線の線路に沿って市街地を抜け、18番恩山寺に向かう。
国道から遍路道に入り、仁王像がない山門をくぐると急な山道となり、お大師様の巨大な像がある恩山寺に着いた。
いつものように本堂、大師堂とお経を上げていくが、般若心経はまだ覚えられないし、相変わらず何度もつっかえてしまう。
さらに水屋で手を浄めることすら、うっかりと忘れている始末だ。
いつになったらお経を覚え、作法通りに参拝ができるのか、まだまだ先のような気がする。
恩山寺からは、北海道から来た女性と同行することになった。
この数日間、何度も顔を会わせており、ほぼ同じペースで回っている。
女性一人の歩き遍路は珍しいと思っていたが、この5日間で香港から来た人を含め、3名と出会った。
北海道のAさんは初めてのお遍路で、高知まで行くと言う。
歩きにはこだわっていないようで、バスやタクシーも使っている。
人それぞれのスタイルがあるお遍路なので、それもありだろう。
恩山寺から19番立江寺までは近く、Aさんのペースに合わせてのんびりと歩く。
立江寺の山門で、香港の女性と昨日同行したSさんとすれ違った。
皆同じコースを歩いているので、当たり前だが、知った顔に会えるのは嬉しい。
お遍路ならではの楽しみだろうか。
納経を終え、Sさんから教えられた食堂で昼食。
今夜は野宿なので、寒さに負けないスタミナをつけるために、しょうが焼き定食でガッツリいった。
昼食を終え、約15㎞のお遍路道を歩く。
京都嵐山の竹林を彷彿させる景観や、山里の風景に癒される、お遍路をしていることが楽しいコースだった。
最も、女性と二人連れなので、尚更か。
いかん、いかん、要らぬ煩悩を捨てねば(笑)。
日本縦断の旅では、ストイックに黙々と一人歩く、それこそ修行のような旅であったが、四国に入ってからは毎日、違った人と歩いている。
お遍路ならではの出会いだと思う。
まさに“一遍路一会”
午後16時30分、道の駅「ひなの里かつうら」に到着。
宿から迎えがきているAさんとはここで別れ、私は道の駅内にある観光案内所へ。
施設は17時で閉まるので、どこにテントを張っても構わないという。
駐車場には、毛布が用意された遍路休憩小屋があったが、東屋と同じ屋根だけの施設なので、雨が吹き込みそうなのでパス。
…というわけで、この旅二回目の野宿は、建物の軒下にテントを張っている。
すぐ近くにはコンビニもあり、快適な一夜を、過ごせそうだ。
天気は下り坂。
予報通り、きっちりと雨が降りだしてきた。
今夜は、雨だれの音を子守唄にして眠ることにしよう。
◼️2023年3月12日 18番恩山寺~19番立江寺
◼️45478歩 29.56㎞
◼️晴れ、夜雨
◼️道の駅「ひなの里かつうら」で野宿

※JR牟岐線に沿って市街地を歩いた

※勝浦川を渡り、小松島市に入った

※鉄橋を渡る電車

※勝浦川からの風景

※へんろ道の道標があった

※無人販売所にはキャベツがあった。1個100~150円

※弘法大師お杖の水入口にある石像

※恩山寺

※同上。大師堂

※Aさんと立江寺に向かう

※遍路道は、田んぼのあぜ道のようなところもあった

※時折出てくる仏様が旅の疲れを癒してくれる

※立江寺山門

※立江寺本堂

※二つの寺を打ち、今日のゴール目指して歩く

遍路道はみかん畑も通った。これはトロッコ

※遍路道をいく

※美しい竹林の中を歩いた

※のどかな山里の風景

※今夜は道の駅で快適な野宿となった

※サッポロ一番塩ラーメンにレタスをぶちこんだ
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