報道カメラマンの著者が、65歳になった年にチャレンジした記録。
なんとも、贅沢な旅である。
北海道の宗谷岬から沖縄の那覇市までの3300キロを歩く…その目的は、「歩いて旅をしたかった」。
汽車、クルマ、自転車…手段は違えど、のんびりと歩く旅の贅沢さはダントツだと思う。
ゆっくりと流れていく日本の風景を見ながら、何を思い、何を感じるのか…これは体感した人でないと分からないだろう。
日本縦断に与えられた150日間という贅沢な時間と費用、多少の冒険心がある者なら、誰もが憧れる旅を実行できた著者を羨ましく感じながら読了した。
“贅沢”という言葉を三度も使ってしまったが、チャレンジしたくともそんな余裕もない今の僕にとっては、なんとも、贅沢な旅に映ってしまうのである。
よ~しっ、いつか、僕もやってやろうじゃないか!!
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