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聖地の酒蔵 力尽きる

2月12日付中日新聞岐阜県版に、今月末で高山市の田辺酒造場が廃業するという記事が載った。
見出しは「聖地の酒蔵 力尽きる」だ。
廃業の理由は、経営難によるものと書かれていた。経営不振に陥った背景として、「日本酒離れと言われていても、元気な酒蔵があるのに、お客の多様化するニーズに応えられなかった」としている。
田辺酒造場は明治17年創業で、高山市の古い町並みの三之町に8軒ある蔵のひとつ。代表銘柄は「豊年」。高山祭りのお神酒として愛用されてきた。
この蔵には2008年12月に僕も訪れている。

このところの酒蔵の廃業は、加速度的と言っても過言ではない。昨年訪ねた倉敷の酒蔵でも、ぺんぺん草が生えた蔵の風景を目の当たりに見て心なしかショックを受けた。
日本酒離れが当たり前になっている背景よりも、手間隙をかけて造る割には採算が合わない体質を変えていくという別次元の課題もある。
日本酒は世界に誇れる酒だと思う。
酒蔵の廃業は国の伝統文化の危機として捉えていく気概も、必要なのではないだろうか。

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※田辺酒造場(2008年12月撮影)
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[ 2011/02/14 ] 酒蔵探訪 | TB(0) | CM(0)

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