故・森田芳光監督の遺作、『僕達急行 -A列車で行こう-』を観た。
鉄ヲタにはヨダレが出そうな内容かと期待したが、
そこまでマニアックじゃなかったな、と思ったのが第一印象。
鉄ヲタ映画の決定版といえば、僕的にはやっっぱり『鉄道員ぽっぽや』だけど、
哀愁が漂う『鉄道員』と比べれば、『僕達急行』は、なんと明るくてノリがいいのか。
さすがに森田監督だよな、と唸ってしまった。
軽薄ほど軽くなく、それでいて天然的な明るさを持ったキャラクターたちがいい。
松山ケンイチと瑛太の、現代の青年にはなかなか見ることかできない純朴さもまたいい。
人間、真っ直ぐに育つとこうなるのかなぁ、という見本みたいな青年たちだ。
鉄道オタクというと、変な人たちの代表のようなイメージもあったが、
この映画を観終わった後は、なかなかどうして、爽やかな趣味だと改めて感じた。
こう思うのも、僕にもちょっとばかし、鉄道好きの血が流れているからでしょうかね…。
森田芳光監督の最後の映画に乾杯です。
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