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軟弱者の言い分

小谷野敦『新編 軟弱者の言い分』を読んだ。
とりわけ好きな作家ではないが、気になる作家のひとりだ。これまで『もてない男』『バカのための読書術』等を読んできて、その痛快な文章に唸ったものだ。
このエッセイ集も期待を裏切らない出来。出刃包丁のような重厚さまではいかないが、ずばりと切り込む明快な批判は、切れ味の鋭いカッターナイフのようだ。いっぱしの知識人ぶっている上野千鶴子や福田和也が痛烈に批判されているのは、まったくその通りだから、読んでいて気持ちがいい。小谷野敦は評論家というよりも批判家とっ言ってもいいくらいだ。
本編の中に「軟弱者の言い分」というエッセイがあるが、厚顔無恥の世のオヤジ(オバサン)どもにぜひ読んで欲しい。いや、そんな中途半端は良くない。無理やりにでも読ませてみたい(笑)。
「丈夫な奴」の行動や発想についていけない「弱い奴」が、世の中にはいっぱいいることを認識して欲しいからだ。
簡単に言えば、すべては自分の思うとおりに回っている、なんてことを思わぬ謙虚さが必要なのである。
…ちょっと愚痴になってしまったかなぁ(汗)。

新編 軟弱者の言い分 新編 軟弱者の言い分
小谷野 敦 (2006/11)
筑摩書房

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[ 2006/11/22 ] 読書 | TB(0) | CM(0)

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