やはり梅雨だ。今日の雨は気が滅入ってしまいそうな大粒の雫。
こんな日は一歩も出ないで読書と映画に限る。
池波正太郎著『池波正太郎の銀座日記〔全〕』を読むと、その並外れた行動力と好奇心に感動する。毎日のように映画の試写に出かけ、うまい家庭料理を求めて洋食屋をはしごする姿は、とても還暦を過ぎた男の行動力ではない。
エネルギッシュな作家なのだ。自分のように40代で晴耕雨読の生活に憧れる輩には、まったく瞠目に値する。
池波正太郎の食のエッセイについては本屋の棚に沢山並んでいるので、しばらくは集中的に読んでみようかと思う。
さて、次に映画だが、何といっても李相日監督の『フラガール』が良かった。昨年度の日本アカデミー賞を獲った作品だが、シンプルなストーリーと、無駄を省いた絶妙な長さが秀逸。
更にもう一本、河野圭太監督『椿山課長の七日間』は、原作をずっと以前に読んでいたのですっかりストーリーを忘れていたが、素直に楽しめた作品。
お気に入りの伊東美咲の魅力たっぷりでgood!改めて彼女の美しさと、スタイルの良さに脱帽。
■最近観た映画
「フラガール」 李相日監督 日本 2006 DVD ☆☆☆☆☆
「椿山課長の七日間」 河野圭太監督 日本 2006 DVD ☆☆☆☆★
- 関連記事
-
スポンサーサイト